Rebel ウインカー交換(4)-リア・テールランプ編

Rebel のライトを改造している様子。

一連の記録ページの最後です。ここではリアウインカーとテールランプの交換作業の記録を紹介します。

素人目線からフロントウインカーを難易度 1 とすれば、リアウインカーは難易度 5 位だと思います。 なので作業はフロントから行いましょう。その方が作業感覚を掴みやすいです。

一連の作業は特別な資格を持たない個人が趣味の範疇で行った作業とその記録が掲載されています。 参考にしたとしてトラブルが起こったとしても私の方では一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

タンデムシートを外していく様子。

大きく取り外し安い部品から順に外していきます。まずはタンデムシートです外すにあたって難しいことはありません。

シートを外していく様子。

次いでシートです。ボール型の六角レンチがあると非常にスムーズに外すことができます。

ボール型六角レンチのセットは随所で活躍するのでもし持っていなかったらオススメします(この投稿は執筆時現在の私と同じ素人の方が読むことを前提としています)。

テールランプやナンバープレートを外していく様子。

次いでテールランプやナンバープレートのステーを外していきますが、結構これが面倒臭い。

作業前に外した後にこのステーを置いておくためのシートなりクッションなりを用意しておきましょう。 外すことはできるのですが、ケーブルで繋がっていて宙に浮きます。取り外し過程で傷をつけてしまわないように保護する必要があるのです。

取り急ぎはバイクにかけているカバーをまるめてクッションにしてやれば良いと思います。 取り外し順はナンバープレート、ナンバープレート裏のボルト、最後に 2 つ並んで本体にステーを固定しているボルトです。

ステー全体は、ナンバープレートを外さないと外れないようにできています。ナンバープレートは曲がったり傷付きやすいので真っ先に外しましょう 本体取り付けの 2 本のボルトは最後に外しますが、これを外した段階でステー全体が宙に浮くので注意しながら作業します。

ナンバープレートを外した様子。

ナンバープレートを外すと、中の固定ボルトが外せるようになります。 本体に取り付けるステーとナンバープレート用のステーは、今の時点では取り外さなくて良いです。一体化させておきましょう。

繰り返しますが、すべて取り外すとステー全体が宙に浮くので、必ずクッションになるものを用意しておきます。

レギュレーターステーを外していく様子。

リアのランプ類を外せたらシート下のレギュレーターステーを外していきます。 ところでレギュレーターステーって言うんですね。オーナーズマニュアル見るまで知りませんでした。

シート部分芋マークしてしまっていますが、シート脇の 2 本のボルトを外せば簡単に外れます。 これもケーブルで繋がっているので車体横に静かに垂らしてやります。

ピンロックを外していく様子。

次はリアフェンダーのピンロック(クリップ)を外していきます。 初めてリアを取り外そうとしたとき、オーナーズマニュアルを持ってい来るのを忘れてこのピンロックの外し方が分からないまま作業していました。恥ずかしい。

ピンロックは真ん中の部分を細い六角なりドライバーで押してやると簡単に外れます。非常に失くしやすく、壊れやすそうです。 またそのまま下に落下させてしまえば回収はおそらくとても大変になります。慎重に取り外して別所にテープなどで止めて注意して保管します。刺しっ放しは厳禁です。

リアフェンダーが外れている様子。

リアフェンダーはちょっと上にひぱってからグイグイと後ろに引っ張ると外れます。とはいえ傷つきやすいので丁寧にやりましょう。

リアフェンダーが外れたら配線されているケーブルを少しずつ外してテールランプをどこか安全な場所に着地させます。

シート下のケーブルが露呈した状態。

ここからようやくケーブル類の配線作業です。まずはカプラーの位置を確認します。だいたい図に示したところの奥に沈み込んでいます。

やっかいなのは ETC がテールランプのケーブルから分岐して電源を取っているケースです。 最悪の場合、ETC を外さないとテールランプが外せない状態に陥ります。私の場合はそれで一度撤退しています。

取説などで解説されていないケーブルがもし出てきたら写真を撮って落ち着いて中断、場合によっては撤退して原状復帰しましょう。

リアウインカーなどのカプラー。

引っ張り出してきたカプラーです。色がついているものが左右のウインカーで、白いものがテールランプです。 ウインカーを取り換えるときは色付きのモノを、テールランプも取り換える場合には白いものも外します。

リア全般のステーを外した状態。

さて個人的にはここからも難所でした。 できることなら時間に余裕を持って、一度取り外して作業しやすい場所でステーにウインカーを取り付ける作業することを強く勧めます。 テールランプの取り付けが必要な場合もここでまとめてやってしまいます。

まずは純正のウインカーとステーのネジ止め類を外せるだけ外していきます。 基本的にテールランプのボルトを通す部分に取り付けられているゴム材以外は全部外れると思います。

外すのが難しいのはウインカーのゴムステー部品です。 これは裏側から六角の丸い部分などを使って無理やり押し込んで外します。

力技とは言っても外せそうな気配は直ぐに感じられる程度ですので、もし外せそうにないなと思ったら、他に外せる部品がないかよく観察しましょう。

割れたKijimaのウインカーステー。

これも中々鬼門でした。取扱説明書にも書いてありますが、取り付け方を誤って力を加えるとウインカーが回転するようになったりステーが割れます。

先の購入した商品でも複数個買っておいたほうが良いとしていますが、本当にそう思います。 もし一回で成功しても走行中に割れたりするリスクもあるので、バックアップとして維持しておきましょう。

Kijima のウインカーステーを取り付けた様子。

取り付けるコツは次の手順です。

まずスプリングワッシャーは使いません。スプリングワッシャーを間に挟むと、やや均一にかからなくなり、破損をしやすいと良く分かりました。 使うのは Kijima の樹脂ステーの 1 組とワッシャーです。挟み込み順は、ステーの蓋、取り付け部、ステーの底、ワッシャー、ボルトの順になります。

ボルトのネジ部分は開けられた穴を通らないことに注意してください。 少しずつネジを回しながら埋め込んでゆく形になるので、一発で真っすぐに刺さるようにすることが重要です。 それと、このときにネジ止め剤をボルトに点けておくのが良さそうです。

一回刺した後に抜いてもう一度刺しなおすとかしていると、穴が広がってボルトごとウインカーが回ってしまうことになります。 特に蓋になるステーを取り付けるときには細心の注意を払います。

蓋側のステーはボルトをレンチで固定し、ステーの方を回すと上手く行きます。最後の方まで回ったら、手で調整していきます。 正直見えない部分ですから両面テープなり接着剤なり、なんなら底側のステーはテープで固定してしまうのが良いのかもしれません。安全です。

ここまでの作業は POSH でなくて、Kijima のウインカー類を取り付けるときも同じ方法で良さそうです。

それにしてもこの製品は良くありませんでした。 車体に取り付ける重要部品ですし、金属部品とワッシャーで挟み込む方とかゴムを噛ませるとかした方が私は良いと思うのですが、 汎用的なサイズのモノで実現できないんでしょうかね?あるいはコスト面でしょうか。

将来余裕があれば 3Dプリントサービスで自作まで考えてみたいものです。

通電確認をしている様子。

さて無事に取り付けが終われば元に戻していくだけですが、配線を綺麗にするなどする前に通電試験をしておきましょう。

キチンと通電してすべてのランプやアクセサリ類が正常に機能するかを確認します 通電が確認できたら戻していきますが、必ずネジ止め剤を忘れないようにします。

最後になりますが、リアはフロントと比較して配線を綺麗にステーの中やリアフェンダーの中に埋め込んでいくのが難しかったという他ありません。 私の場合は ETC の配線など未知との遭遇もありましたし、周りに教えて下さる方はいませんし、素人なりに勉強しながら長い時間をかけて取り換えることになりました。

同じような境遇の人たちにとって、一連の記録がどなたかの参考になることを祈っております。