Rebel のミラーをデイトナのパラレルミラーに交換

Rebel にミラーが取り付けられている様子。

先日の台風の影響で、片側のミラーが酷くダメージを負い、正常な位置を維持できなくなってしまったので、 Rebel のミラーをデイトナのパラレルミラー、ブラックに交換しました。

ミラーの選択理由

以前はタナックスさんのリュートミラーを取り付けていました。正直に言えば、外観は今でもあちらがすごく好きです。 公式の対応に個人的に好感を持っていることもあって、再度タナックスを検討もしていました。

一方で、共振が発生すること、位置の固定のためにサイズの大きめなレンチ(特殊な工具)が必要になることなどのことを考えました。 まだ経験の浅く、バイク周辺の事情に詳しくありませんから、様々なメーカーの物を検証するべきだと思ったのです。

そこで見た目もそれなりで、カスタム事例のあるデイトナさんのミラーがチョイスされた、という経緯になります。

ミラーのレビュー

ルックス

ミラーから金属部が覗く様子。

ルックスについては好みが大きいと思いますが、いくつか気になります。

1 つはねじ止め部とミラーの繋ぎ部が露出していて黒くないこと。黒いミラーにしたいのだから、部材は黒で統一して欲しかったです。 せめてカバーを用意するとか。鉄や銀メッキやステンレスが露出していると錆びてきて目立ちます。拘ってほしかったところです。

2 つ目は謎の白いロゴテキストが入っていること。恐らく輸入元のものと思われますが、ここにあることに意味がないし、デザイン的にもイケてないし、プリントコストかかるし、良いことがありません。

他に穴あきルックスなども気になったりしますが、総じてタナックスのリュートミラーの方が「ルックスは」好みでした。

一方で苦言を呈しているものの、それ以外についてはおおむね満足していて、質感も良いし、変に尖ったりしていなくて、Rebel にはよく合うと思います。

共振はある

共振については、やはり起きてしまいました。これについては多々要因があるので単純にタナックスさんのリュートミラーと比較することはできませんが、低い位置に構えれば必ず起きるでしょう。 高い位置に構えることで多少軽減されるかもしれませんが、それであればこのミラーに変更するモチベーションがありませんね。

単気筒である以上、致し方ないのかもしれませんが、やはり高速域ではゴムを挟むなどの対応が必要になってきそうです。

アームの取付はしっかりしている

タナックスのリュートミラーについては、自由な角度で固定することができましたが、デイトナのミラーでは見かけ上は自由に見えて、実は噛み合わせが決まっています。 これによって走行中にズレる事故を軽減できるなどのメリットもありますから一長一短ですが、角度のバリエーションは十分と思うので、短所はないに等しいでしょう。

リュートミラーは自由角度である一方で、取り付けがしにくいというデメリットがありました。工具も大きいし、締め付けが非常に難しい。 アームの取り付け方法に関してはデイトナが勝ると思います。

ミラーの調整角度が狭いかも?

取り付け後のミラーの調整範囲が狭く感じます。が、定量評価してないので、もしかしてこんなものなのかも。 しかし調整には時間がかかりました。アームの方を調整して、ミラーを調整してを 2 日くらい走行して探りました。

まとめ

モチベーション的にはタナックス社以外のミラー製品はどういうクオリティなのか、共振はどうか、などを確認するために今回はデイトナの製品を導入しました。

質感などの向上、取り付けやすさもあって、価格の分だけクオリティは上がっていると思います。

ただルックスに関してはタナックスのリュートミラーがやはり好きですし、価格が安いのも魅力的ですね。 個人的には質感を向上するまでないにせ、取り付けとアームの調整をもうちょっと容易にしてくれたら、たとえ価格が上がっても嬉しいかなという感想になります。

共振はいずれにせよ起きてしまってるので、そこはやはり純正の計算された設計には敵わないようです。 ミラーを低く構えるには、バーエンドウェイトを入れて共振する点をずらすか、ゴムを挟んで軽減するしかありません。 あるいはハーレーの FortyEight のようにアンダーミラーにするとかも良いのかも。

少し余談ですが、純正品以外を使うようになって、バイクをバラしたりするようになって、よくわかるのは純正品の良さです。 やはり設計者はすごい、ちょっとのことで折れない、もし折れた後はどうするか、コストはどうかまで考えられて作られてるなと分かります。流石です。