時計選びの記録(23-1)
時計熱が残り続けてるので2本目の時計選びです。 以前の1本目選びのジャンル別の投稿で、1本目ないし2本目を探して、と記載していますが、 1本目を購入した後、明確に2本目以降と決めた後の検討の記録です。
結論から、トップ画像にしている3本が最終候補でした。基本的には2本目は次の2軸で探していました。
- 日常シーンで使えるビジュアルの時計
- 黒革ベルトの時計
1本目のデイトジャストは、フルーテッドジュビリーがやや派手で目立つのです。 かなりデイリーユースはしてるんですが、気を使わないかといわれると、そんなことは決してない。
気を使う、というのは周囲の目に気を使ってしまう自分がいる、というのと、 シンプルにあんまり傷が似合わない時計である、というのと2つの意味です。
日常シーンでバックパックスタイルの時はG-SHOCKを使っているのですが、 1本ラグジュアリー感があるものを購入すると、ラフなんだけどスポーツじゃないシーンはG-SHOCK以外を使いたい、みたいな心境に。 G-SHOCKも気に入ってるんですけどもね。
革ベルトについては、シンプルに黒でラグジュアリー感のある時計が欲しいという話です。 G-SHOCKではラフだけど、白のデイトジャストでは目立ちすぎるよね、といった具合で、間を埋めたい需要です。 1つ目の条件との違いはシーンの違いですね。黒基調の時計にしてもカジュアルに見せたいときと、ちょっと大人に見せたいときとの違いです。
1本目に候補に挙がってたものも、改めて実物を見たり、探して見に行こうということで、このページに記録しています。 見送ったけど、1本目を選んだ後に、まだ未練があるかどうか、みたいな心境を図りたいな、というのもありました。
GS SLGH005
一番最初に探していた時計が再び。一本目を選んだあとでもやっぱりいいなと思います。 大人過ぎず若すぎず。長く使える渋いカッコよさがある。歳を取ったら武骨さに重さを感じるかなぁというくらいですかね。
しかし良い時計とは思うけど、テンションが上がり切らず。 "今"この時計を身に着けた自分でいたいか、というか、価格を踏まえてどうしても欲しいのラインに乗ってないというべきか。
たぶん色んな時計を知った結果、一本目のデイトジャストを知った結果「今じゃない」感を覚えたんだと思います。
GIRARD PERREGAUX ヴィンテージ1945
中古なら手が届く範囲だったので検討に入れたんですが、同じサイズの色違いの青を実物で見た結果、 私がこのルックスに期待するサイズ感とズレがあったので見送り。カッコいいとは思うんですけどね。
ところが後にサントスの黒を試着して、黒ならいけるのでは?という再認識がある。困りました。
執筆時現在では88本の限定モデル、25882-11-631-BB6Bも中古が出ていてすごく困った。 多分なんですけど、"今じゃない"んですよね。40代過ぎてくるとよく似合うと思うんですが…それにしても渋かっこいい。
限定モデル、シンプルに多機能を積んでるのがいいです。多機能なのにゴチャつきを感じさせない。 シンプルなのに間延びを感じさせない。
まぁやっぱりちょっと大きくて厚いな、という印象はありますけれども。それでも現行品よりほんの少しだけ小さいんです。
価格帯で見送りになるところ、中古でこういうのが射程範囲に見れると嬉しいもので、 逆を言えば、合わなかったとなったときにリセールリスクが跳ね上がるのには気を付けたいところ。
多機能だとオーバーホール料金も高くなってくる点にも注意したいですね。
NOMOS タンジェント・ネオマティック41アップデイト
NOMOSより
実物を見たのは異なるモデルだったんですが、バウハウスデザインの良い時計だと思いつつ、"今の自分"が求める時計じゃないと見送り。
オシャレなんですけどねー、予算が無限なら欲しい。ツールというよりファッション的なモチベーション強いです。
多分なんですけど私の中では「分かりやすくいい時計」じゃないんですよね。「よく見たり、使ってみたらめちゃくちゃいい」と思うタイプの時計です。 ルックスはもちろん好きなんですけどね。
AUDEMARS PIGUET ロイヤルオーク クロノグラフ
正規店ではないところで、べらぼうに高くなった価格の実物を見たんですが、価格で見送り。試着すら考えられませんでした。
見てると辛いのでまじまじと見れず速攻スルー。まじめな話それくらいの勢いだったんですが、 ちゃんと考えても、良い時計にしても、自分が身に着けていられなさそうなんですよね。
余裕で買えるくらいの人じゃないとこれは使いこなせないのではなかろうかと。 (資産として持つみたいな人はいるのかもしれないけど、これを資産として考える人にしても、人を選びそう)
A.LANGE&SÖHNE サクソニアフラッハ
究極系の1つ。欲しいとは思うけど、価格面と手持ちの白デイトジャストとやや被るので見送り。今じゃなくてよさそうと。でも欲しいと思い続けてます。
ROLEX DayDate Ref18238
ARBITROより
金無垢で惹かれる物は多くなくて、たぶんカラトラバ、続くGSのクラシックデザインくらいなんですが、唯一「今買ってもいいんじゃないか」と真剣に考えたのがこれです。 しかもブレスレットまで金ですからね。しかし悩んでるうちに売り切れてしまいました。幸か不幸かです。
金無垢であるが、ラグなどが鏡面仕上げでない点が好きなところです。そしてサイズが小さく、文字盤も黒なので、金であっても出力がやや抑えられています。 とはいえ金の存在感はあふれている、という印象。
黒ピラミッド調べても全然出てこないですし、そもそもデイデイト自体が高いですからね。270万だったら買ってしまって、 無理だ維持できないってなったら売ろうかなでもよかったのかもしれない。実物見てたら手を出していたと思います、幸か不幸かです本当に。
他に思いとどまった要素として、手持ちの1本目、白のデイトジャストと外観が近しいから、というのもあります。役割が似てくるんですよね。 逆を言えばそれくらいこの形状とデザインが好き、ということでもあるのですけれども。
購入後追記: この時計について、手を出していても満足だったかもしれませんが、手を出さなくてもよかったな、というところに落ち着いています。
GS SBGW260
Gressiveより
GSのファーストモデルの復刻版、YGモデルもありますがこちらはピンクゴールドです。似合うかどうかはともかくとして、個人的にはピンクゴールドモデルのほうが好きです。 世界限定350本で公式にはもうありませんが、中古が出回っている状況です。
シンプル金無垢として、もしかしてカラトラバより好きかもしれないと思ったモデルですが「今じゃない」感があって見送り。 逆を言うと、DayDateは今買ってもいいと思ってたんですよね(むしろ今買うべきと思ってたかもしれない)。
そして学んだんですが、GSは総じて公式の写真がよくないです。実物か第三者が撮った写真や映像のほうがかっこいいです。
なんでだろう。見せ方がよくないのかもしれません。私もやりがちですが、統一されたフォーマットで、正面からキチンとした形で製品を見せるという、 工業的な機械的な画一的な見せ方をしてしまってるのだと思います。
そうじゃなくて、もっとこのモデルがかっこいいシーンとか、角度とか、そういう見せ方。完成をくすぐる意味で対にしてしまえば、 アート寄りの見せ方をしたほうが、より関心を呼ぶと思います。
購入後追記: 見送ってよかったなと思っています。いい時計なんですが、肌の色や普段の服装、ライフスタイルも併せて、自分に似合うかがかなり怪しい。
ROLEX SUBMARINER / SEA DWELLER
ROLEXより
2本目サブマリーナが筆頭候補で探してました。シードゥエラーは赤文字かっこいいけど厚すぎました。 私の細腕とルックスではデイリーユースで使おうという気にならなかった。
2本目として検討し、真っ先にサブマリーナを探し、試着もさせていただいたんですが、 そのときに、どうも横顔がストンとまっすぐなのが刺さらなかったんですよね。正面顔は今でも好きなんですけども。
その武骨さが好きという方もいらっしゃるとは思うんですが、私はラグにアークつけるとか、シェイプを絞るとかしてほしかった。 デイトジャストやデイトナみたいに横顔が流線型だったらよかった。それに尽きると思います。
試着したサブマリーナは金コンビでした。普段は金コンビそんなに好きじゃないんですけど、金コンビも良いなってSSモデルと悩んでしまったのもあります。
総じて良いと思って探してたんですけどビビっと来なかったし、迷いが生じてしまったので、いったん見送り。 でもすごくいい時計だと思います、サブマリーナ。
思い返せば1本目に検討に上がった、ゼニスのクロノマスタースポーツも横顔がデイトナの方が良いなってなり見送りました。 私は横顔も大事にしていると学ばせてもらった一本です。
OMEGA SEMASTER 系
OMEGAより
Omegaのダイバーズのシリーズも以前から候補に挙がっていて、実物を見てきたんですが、やっぱり総じて大きい。
アクアテラの旧型、GMTの赤針とかカッコいいなと思うんですが、すごく大きいですね。 黒革ベルトでGMTで価格も良い感じ、ということで、もしかして刺さるかなと思ったんですけども。 ちなみに新型の横縞は個人的に好みではないのです。縦縞のほうが好み。
600Mだと今度は分厚くて、正面顔は好きなんですけど横顔がどうにも私の用途には合わずでした。 ダイバーズは写真と実物とでギャップが大きいがちですね。ケースやラグ形状は好きなんですけど、文字盤までの彫りも映像や写真よりも深く見える印象でした。
ラグ・ケース形状や36mmのサイズ感も含めて、ダイバーズなら300Mの旧型が良い感じなんですけど、針や文字盤などの顔はサブマリーナの方が好きなんですよね。 別に300Mが嫌いというわけではないんですが…。
サブマリーナ見た後に300M旧型を見たんですが、実物を見てなおテンションが上がり切らなかったので、ダイバーズは見送りました。 今後も可能性があるとしてサブマリーナか300M旧型です。
GrandSeiko SLGA015 潮
ダイバーズだとGSの潮も実機があったので覗いてきたんですが、こちらもやはりテンション上がらず。 試着したらもうちょっと印象違うのかもしれないんですが、実機の2回目の段階でまだテンション上がらなかったので試着も見送りました。
カッコいいとは思うんですけどね。他のダイバーズ見た後に、ダイバーズ違うかもな、と思いながら見たせいはあるかもしれないです。
PANERAI LUMINOR
PANERAIより
ダイバーズといえばでPANERAIのルミノールも見てみました。
普段の服装は黒いくせに、やっぱり白い時計が好きみたいだと学びがありましたね。1本目もホワイトローマンなのに、白が気になったんです。
ところがPANERAIはやっぱり写真と実物の乖離が大きくて、光沢感が強く、そして大きく感じてしまったので、見送りました。 試着してたらまた違ったのかもしれないけど、直感的に大きいなと思ってしまった。
いい時計なんですが、自分が着用するイメージが強く沸かず、沸いたとしても他の時計のほうが優先されるな、となって見送りです。
OMEGA DeVill
OMEGAより
尖った黒針に惚れて、一気に注目したDeVillです。標準で黒革じゃないのが惜しすぎます。 黒革にしてモノトーンでバチバチのコントラストにして使いたかったんですよね。
三針と小さいサイズのより以前のモデルについては実物を確認して試着できたんですが、スモセコモデルだけがどうしても確認できず。
モデルチェンジのタイミングだそうで、行く末に銀座のメインブティックで確認していただいたところ、 正規店に関しては実物はすべて倉庫行き、取り寄せは購入が決定したときのみ、と案内されてしまいました。 新作が出て、ディスコン、廃盤になったモデルはどんどん入れ替え対象になるそうです。
三振の試着は、ルックスも着用感も悪くなかったんですが、どうにもテンションがあまり上がらずで、「いい時計で好みだな」止まりという。 前の週に、後に出てくるBELL&ROSSのブティックに行ってきたんですが、そのときはテンション上がってたんですよね。
多分横顔がややぷっくり丸みを帯びていたのが気になったんだとおみます。針の鋭さ、白と黒のコントラストを期待していたものですから。 もしかして黒革ベルトにした状態で見たら、コントラストが上がって、また違う印象を持つかもしれないんですけれども、いったん見送りに。
あと文字盤のシルクパターンはよいと思ったんですが、もう少し光の反射が抑えられているほうが好みかもしれません。 高級感という意味ではもちろん良いと思うんですが、公式の写真のようにマットな印象は受けないんですよね。そこもちょっと期待していた印象と異なる点です。
今後も追いたいとは思うんですが、それにしてもスモセコのモデルだと思います。
BELL&ROSS
執筆時現在で翌日に再度見に行こうか、というのが BELL&ROSS。 以前から候補には上がっていましたが、それ以来に銀座のブティックで実物を見ていて、 そこでテンションが上がって以来に、下がる気配がないのです。
(いや厳密にいうと、やはり高いものなので、時計そのものに熱量割いてていいのか、という意味では下がってますが、割愛)
実物を腕に乗せてみると、クロノグラフなしのモデルでは、数字サイズが非常に大きくて、やや間延びした印象。 ケースサイズは同じなんですが、クロノグラフのモデルは数字が小さい分だけ、小ぶりに見えるんですよね。 なので、候補はクロノグラフモデルに絞られました。※厚みはクロノグラフのほうがある。
熱心に説明していただいて、カタログまでいただいて帰ったんですが、正規の価格で購入するにはやや高めに思ってしまっているのが大変申し訳ない。 時計の性質上?ハードに使いたいというのもあって、二次流通か中古で欲しいなという気持ちでいます。 価格改定前だったらまた話は違ったと思うんですけどね。
なおフルカラーのカタログの出来は大変すばらしく、カタログ内の時計の写真が実寸大なんですよね。これには感動しました。
それだけテンションが上がってるのに、なぜ購入していないのか、2回目見に行くまで間が空いてるのかといえばいくらか理由があります。
1つは時計本体が異様に重いこと。公式ページへの記載がないんですよね。狙っている BR0394-BL-CE クロノグラフのものは 154g あるようです。 手持ちのメタルの G-SHOCK MTG B-3000 が 111g であることを考えると、相当重いなぁと。デイトジャスト 36 は 125g です。
10 円玉が 4.5g らしいので、デイトジャストとの重さをざっくり 30g とすれば、10円玉 6.66 枚分の違い。 10円玉7枚を追加で時計に付けようと思うと、まぁまぁ重いの想像がつきますよね。
もう1つは、スポーツライクな枠には先に挙げた G-SHOCK MGT-B3000 がいることです。役割かぶりが起こるんじゃないかと。 これで一番悩んだところなんですが、B3000 に限らず、ほかの時計からは得られない成分が BELL&ROSS にはある気がするんですよね…。
四角に丸のコクピット計器のデザインはなかなか類を見ないです。航空クロノグラフ的な枠でブライトリングは近しい気がするんですけど、 明らかに競合していないじゃないですか。
もう1つ、ムーブメントが汎用のETAなんですよね。公式表記には「BR-CAL.301」という名前にはなっていますが、こちらはETAの「2984-2」に等しいそうです。 汎用であるということは、修理の可能性が広がっている、ということでもあり、必ずしもデメリットではないんですが、汎用製品であることに私が魅力を感じているかどうかなんですよね。
CHANELのJ12のクロノグラフモデルにも搭載されていたようなので、ある程度の品質で、信頼はおけるのでしょう。 ただし少々古い。最近の BELL&ROSS はケニッシと共同開発のムーブメントを搭載していたりするので、そちらがいいな、と素人ながらに思ってしまうのです。 そのうちBR03シリーズに搭載されるなら、それまで待つ選択肢はあると。2984-2も結構古い型ですし。
※ちなみに「ETA 2984-2」執筆時現在Amazonでは47,000円くらいのムーブメントです。
で、他の候補も上がってきたりして、悩んでいる、という状況です。 結局のところ考える時間がもったいないというのと、他の時計から得られる成分がない、というのとで BR0394-BL-CE には手が伸びそうです。
執筆時時点で国内中古品がないというのと、ブティックも数が少なく、売れた後は入る時期未定という話を聞いています。 Chrono24などで見ても、国内の二次流通の価格帯が比較的安価であるし、中古はより以前の旧型ばかりです。であれば手を出してもよいのではと。
この項目だけ異様に長くなってますが、それだけ筆頭候補で、よく考えている、ということです。
Cartier SANTOS DE CARTIER WSSA0039
Cartierより
サントスはドゥカルティエのメインラインの実物を見ていい時計だなと思ってたんですが、鏡面が広くて自分に似合わなさそうだな、傷が目立ちそうだな、と思って見送っていました。 タンクもドュモンも今じゃない感があって…と、だけここに書こうとしてたんですが、ADLC黒モデルのドゥカルティエが存在することに気が付いてしまったのです。
ちょうどBELL&ROSSを購入してしまおうか、というタイミングで気が付いて急ブレーキ。執筆時現在に至っても購入に届いていない、という状況です。 気になって仕方なかったので、見つけた翌日にはブティックに行って実物を見て腕に乗せてきました。
普段であれば絶対に縁のない本店ブティックだったので緊張もあったせいか、テンションが上がるということはなかったのですが、 「スッ」っと腕に自然に乗ってきたせいで「これはちょっと普段の時計と違うぞ」という印象を強く受けています。なんなんでしょうね、自然体なんですよこれ。
テンション上がらなかっただけなんでしょうか、というところがあり、急に決めるのもはばかられたので、ずっとブレーキがかかりっぱなしです。 黒革ベルトにも代えられるし、ラバーベルトでカジュアルにも使えるし、基本的には道具として日用使いしたい、デイリーラグジュアリーで使いたい、 という自分に一番都合がいい時計が出てきてしまった…。
欠点の1つは正規の価格が22年と比べて10万円以上は値上がってしまったことです。 昔の価格のままなら正規店でそのまま欲しいとなりましたが、現在の中古相場との開きもあって、悩ましいです。
ベルトについても個人的には欠点を含んでいて、インターチェンジャブル機構の都合で、選択肢が狭いんですよね。 普通に考えたらベルト交換がすぐできるのは良い点なんですけども。裏面が汗が染みなようなラバー地の革ベルトとかが欲しかったので、個人的にはそこが欠点です。 革ベルトが似合うと思っている時計は、夏も革ベルトであってほしいんですよね、できれば。
あと、黒の場合はちょっとラグジュアリー感が薄めです。サントスという時計に何を求めるのか、というところで変わってくると思います。良く言えば悪目立ちしにくいです。 「ラグジュアリー感がないものに、この金額出すのか…」みたいなところを乗り越えられるかどうかは、正直あると思います。
パワーリザーブ面も欠点でしょうか。10㎜を切る薄型の都合もありますが、42時間と昨今の時計にしてはやや短め。 代わりに薄さと湾曲とでフィット感は抜群です。
薄いのと黒いのとマットなのとが掛けあわさって「スッ」っと入ってきたのかも。
同じく黒いレクタングルということで、BELL&ROSSと競合するかなともずっと考えてたんですが、得られるものが違うし利用シーンも違うなと思いました。 かりにラバーベルトを着けたサントスがあったとして、BELL&ROSSから得られる印象と異なるなと。 そこはやっぱりカルティエらしいエレガントがあって、BELL&ROSSの力強さとは異なるところなんですよね。 そういうわけで、もしかしなくても2,3,4本目の候補になっています。
他に、白い一般的なサントスの場合は日付なしのMMサイズがいいなと思ったんですが、黒の場合だとLMがいいなと思いました。 黒のほうが締まって見えますもんね。ただ日付表示については正直ないほうがいいかもしれない。なんともです。 デイリーユースならあったほうが便利だし、白xシルバーのモデルと比較すると、ドレス・ラグジュアリーというよりもデイリー感があるので、 日付はあって然るべきという考え方もしています。(ラグジュアリーを求めるなら日付ないほうが良い、という意味)
ROLEX EXPROLER 1
ROLEXより
以前から候補にあって、手に乗せた瞬間にテンションが上がりました。特に39㎜の旧式。もちろん36mmもよかったんですけども。
2本目を本格的に探すか、となったときに、テンションが上がったのは、BELL&ROSS03クロノグラフと、EXPROLER1と、たぶん黒いサントスの3つ。
EXPROLERを使うにしても黒革ないし黒ラバーベルトがいいな、とは考えています。なので2つのいずれとも競合するんですよね。 BELL&ROSSとはタフウォッチの側面、サントスとは黒革ベルトにラグジュアリーの側面。中間択になるんですEXPROLER。
36mmなら現行品を、39mmなら1世代前を、となるんですが、この両者の比較はまだ同時にはできていないです。 39mmだとプレミア価格になってしまってるのが痛い。そして今時点では39mmが勝ってるんですよね。
1本目のデイトジャストが36mmでちょうど良い感じなので、じゃあEXPROLERも36でいいじゃんと思ってたんですが、 やはり白と黒の違い、フルーテッドベゼルの有無の違いで、EXPROLERは36だとどうも小さく感じたんです。 39mmだとEXPROLERの文字盤表記の位置が6時側に来るのも何となく好きなんですよね。
しかし現行正規品なら納得の価格なんですが、プレミア価格で納得の価格かといわれると、うーん。ちょっとネガティブです。 逆を言えばそこ以外にあんまりネガティブさがないです。安心のROLEXですし。
リセールも同じくらい安定する、と考えれば得した気にならないにしても、 損した気持ちにもならないのかもしれませんが、プレミア価格かぁってなっている自分がいます。
ちなみに同じようなモデルにTudorのRangerがありますが、あちらはポップすぎて刺さらず。 好きなデザインではあるんですが、ポップな印象よりは、ラグジュアリーさを求めたいというのがあり、 EXPROLERの代替とはなりませんでした。いい時計なんですけどね。