昇降デスクFLEXISPOTの導入記録(組み上げ)

FLEXISPOTの組み上げ記録を残しておきます。 導入の経緯は別のページに記録しています。

重量と大きさ

電動デスク本体の重量はかなり重いです。公式の幅160cmの天板は20kg~25kg程度、脚フレームが30kg~で、合計50kgオーバーにもなります。 天板自体は軽いものを購入してDIYなどすることもできるかもしれませんが、脚部も相当重いので注意が必要です。 梱包の段ボールにとってなどの工夫もありません。

労働基準法の都合で、概ね20kgを超えてくる重量の物は単独で運ばないようにされているので、一人で運ぶのが大変な認識でよいと思います。 もしエレベーターがなかったり運搬経路に障害がある場合などは、注文時などにあらかじめ記載しておくと親切でしょう。

私は単独で組み上げることができましたが、自信のない人は助っ人の準備を考えたりすることも検討しましょう。 引き起こしとか本当に重いです。

大きさ的には一般的な住宅の扉を通過できれば搬入自体はできると思います。思ったよりコンパクトです。 ただし組み上げると旋回性能が低下して、廊下から部屋に入れるなどが難しくなる点には注意です。 重量があるので持ち上げて傾ける、などの対応も難しくなります。したがってどこで組み上げるかも考える必要はあります。

必要な工具類

組み上げに必要な工具類は概ね次の通りです。

  • 電動ドライバー
  • ドリルビット
  • 養生テープ(推奨)
  • 安いクッション(推奨)
  • 結束バンド(なくてもよい)

電動ドライバーは必須です。頑張れば手で回せるなんて考えはしないでください。 力が要るなんてものではなく、ネジを舐めるし斜めに入るしでロクなことにならないだろうことが容易に想像できます。

公式の天板には既存のネジ穴がいくらか開いています。これは複数種類の脚フレームに対応するためと思います。 実際に組み上げてもすべての穴を使いません。

ただし、公式以外の製品、自前で用意した天板を使う場合以外にも、穴あけが必須になる場面があります。 取扱説明書には穴あけ工具の必要性が記されていませんが、ネジを刺すとき木材にヒビを生じないように、 あらかじめ穴あけをしておいた方が良いでしょう。

既存の穴の径は 2.5mm です。脚フレームに付属する公式のネジを使う場合は、2mmか2.5mmのドリルビットがよいでしょう。 公式の天板の場合、木材にかなりの密度があるため、最悪穴あけをしない、ドリルビットを使わない手もあるかもしれませんが推奨はしません。 ネジを刺すにもかなりのパワーが必要になります。

養生テープはケーブルを仮止めして運搬したり、コントローラなどの軽いものをネジ固定する前に仮止めしておくのに便利です。

個人的には100均で購入できる程度の安いクッションを用意しておくことを推奨したいです。 組み上げ場所にもよるんですが、移動したりかさ上げして傾けたりするのに便利です。 脚が最も重たく、くみ上げ後に運搬するときは、こういった何かしらの工夫が必要です。

単に床を傷つけたくない、かさ上げしたい、みたいなモチベーションだけなら、 天板が梱包されてきた段ボールや発泡スチロールを使うなどの手があります。

組み上げ難易度

同じFLEXISPOT系列でも製品によるとは思いますが「この製品を使ってみよう」と思う程度の人なら、 組み上げ難易度は"重量を除き"それほど高くないと思います。

ただし完全にDIYの自分で用意した天板を採用するときは、スケールなどを使ってネジ穴を切る位置を自分で設計する必要があります。 その辺の設計をきちんとできる自信がないときは、公式の天板を購入したほうが良いです。

またネジについてですが、あらかじめパーツについているものがあり、それらが運送などを原因として外れていることがあります。 外れたネジなどの部品がどの部分の物であるか、くらいの想像はつく必要がありそうです。

組み上げ時には脚部の持ち上げなどが必要になります。脚部が一番重いです。 2つの脚を組み合わせた状態で持ち上げて天板に乗せる工程があるので、 脚と床との間に挟めるものなどを用意したほうが良いです。無理に持ち上げるとフレームが曲がる可能性があります。

スペースに余裕があれば、脚を立ててから組み上げるのもありかもしれないですね。 暗くなって穴が見にくくなりますが、ライトなど使ってうまくやればよいでしょう。

ACアダプタのマウントの取り付けをちょっと失敗してしまいました。 脚フレームの間に凹み部分を噛ませる仕様でしたが、先に脚フレームを取り付けてしまったのです。 部品はよく見ろですね(取説からだと分かりにくい)。

一度ネジを取り外せば付けられるのですが、今回は結束バンドなどで固定してしまいました。

両足を接続するケーブル用の端末は、公式にはネジでの取り付けです(これでさっきのACアダプタ間違えちゃった)。 ところがこれはマストではなく、結束バンドでも両面テーブルでも固定できればなんでもよいと思います。