シーリングファン付きライトを一般マンションに導入

オーデリック(ODELIC)のシーリングファンライトを一般的なマンションに導入してみました。 学生の頃からの謎の夢で、こう秘密基地とか西部劇で出てくるような古い家屋で回ってるのが好きだったんです。 それだけがモチベーションで高い金額を出して導入してみました。

購入したのは「WF247 + WF269PC」という型番で、シーリングファンとライトが従来は別に販売されている物です。 購入したのはセット品。黒の他に圧迫感の少ない白もあります。

導入する高さ問題

シーリングファン・ライトの専門店「天井が低いマンションなどでも設置できますか?ーファズー」に情報が掲載されています。 基本的には床から羽まで 210cm あれば多くのメーカーが推奨する最低の高さを満たすようです。

引っ越しを期に導入したのですが、引っ越し先の天高は 260cm で、一般住宅よりちょっとだけ高いです。 一般住宅には 240cm が多いようですが、もし天高が 240cm ならシーリングファンの高さは 30cm までになります。結構厳しい数値です。

今回導入した「WF247 + WF269PC」は、ライトもファンもかなり薄く、 吊り下げの高さを調整するポールが無いものもあるので採用しました。ポールは必要なら追加できるようです。 実測でファンまで 25cm ライトまで 35cm なので、240cm の天井でもメーカーの最低推奨基準は満たします。

それでいて、高さ的には結構ぎりぎりだと思います。これより低いと目線にチラチラとファンが入り込み、鬱陶しいです。 またライトもかなり低い位置になるので、LEDだととくにまぶしさを感じると思います。

実際のところ慣れましたが、導入初期はチラつきと眩しさを感じていましたから、 260cm より低い天井だと非常にストレスでしょう。

また大人がちょっと荷物を上に掲げるとファンにあたりそうになる高さではあります。 175cm の自分が手を伸ばすと 235 ~ 245cm くらいにはなるので、不用意に物を掲げちゃうと、衝突します。

身長の高い人とかはさらに目線に入りやすい、当たりやすいので導入に慎重になったほうが良いかもですね。 天井が高い環境でない限りは積極的な導入は勧められないです。

あと最大の問題は引っ越し先の天高が低くなる場合に使いまわしができない可能性。 260cm の天高の時点で結構珍しいと思います。安くないので困ったものです。今回は完全にロマンを取りに行ってしまいました。

調光機能のレビュー

明るさの程度を調光することができますが、前提として高い位置に取り付けられるように設計されているためか、 暗い方への調光はあまりできません。つまりもう少し暗くしたい、みたいな調節ができません。

逆に、明るい方向へはかなり明るく調整できますが、LEDなのでどうしても直進光には感じてしまいます。 6つのLEDが付いたこの製品は 10 畳用ですが、実際に天高があるのだとしたら、このライト以外にルームライトとかで補う必要がありそうです。

また寝室にも取り付けているのですが、直進する光を眩しく感じます。そして暗い方へは調整しにくいという特性。 寝れなくはないのですが、もう1枚ライトをカバーするようなものをDIYして被せるとかした方がいいかもしれません。 明るく、出力を強くすることはできるので。

光源の色は白とオレンジと2種類で、色味の程度は調整できません。 どちらも空間の雰囲気を変える程度の機能性は十分ですが、オレンジがちょっとオレンジすぎるかも? あと切り替えの仕様がちょっと面倒で、連続でライトのON/OFF押しすると切り替わります。

風のレビュー

先の写真のカーテンがほのかに揺れるくらいには風が来ます。 ファンや回転音は気にならず、少なくともエアコンよりは静かです。

ファンのサイズが大きいため十分な風量が得られることもあってか扇風機要らずで、エアコンなしでよいこともあります。

もしこれより小さいファンだともう少し回転速度を上げるとかする必要があるのかな、と思います。 するとエアコンと扇風機を併用するような状況と変わらないかもしれませんが、少なくとも今回導入したものは大きさの勝利。

回転速度が調整ができるし、ファンは大きい方が良いかもなぁと思いました。 風についてはすごく満足です。

IoT系のリモコンと相性が悪いかも

AmazonEcho(Alexa) と SwitchBotHubMini によって、自宅を音声・遠隔操作できるようにしていますが、リモコンの対応状況が非常によくないです。 色の切り替えに対応できないし、調光用の信号もうまく処理してもらえませんでした。

調光はなぜか中間程度の設定に合わされるだけで、上げ下げできません。 上げ下げようの信号はあるし受信機側にもそういったメニューがあるのですが、 どちら側の対応性能が悪いのかは問題を切り分けられていないです。

ライトのON/OFF、ファンのON/OFF は問題なくできたので、ここだけもう少しどうにかしたいところです。

取り付け難易度

一般的なシーリングフックがあれば単独でも取り付けができますが、 長い間天井付近に立っている必要があるので安定した台が必要になります。 また単独よりは部品などを手渡ししてくれる人がいる方が作業は早くなります。

あと既存のシーリングフックを使う以上は仕方がないことかもしれないのですが、ネジが柔らかく頼りないです。 1つだけですが舐めてしまいました。この品質はなんとか向上してほしい。 重量のあるものを天井に取り付けるのでしっかり取り付けたいと思うのがユーザー心理ではないかと。