RebelにKijimaのイージーオンフォークブーツを装着

Rebelの全身像。

Rebel の顔を黒くしたくてフォークブーツを履かせてみました。ずいぶん前に取り付けてはいたのですが、 きちんと取り付けできるかどうかという状況が出てきていたので、記事にするのが随分と後回しにしていました。 ここでは試行錯誤の記録とRebelにおけるフォークブーツ取り付けの現状についてまとめておこうと思います。

購入した製品と現在入手可能な製品

結論から言うと、Kijima のイージーオンフォークブーツを購入しました。ハーレー用のものです。 イージーオンフォークブーツは、あらかじめ切断されていて、タイヤやハンドルを外さなくても取り付けることができるようになっている製品です。 つまり、継ぎ目があります。

整備手帳などのサイトで多く取り付け例が紹介されていたものですが、径が Rebel と異なる点に注意が必要です。

Rebel の径は上が 41、下が 63 程度です。この製品の径は 39 ですから、かなり小さいことになります。 これより1つ上のサイズの製品は、上が 41 ですが、代わりにしたが 63 以上の大きさになり余白ができることになります。

イージーオン以外のフォークブーツについて検討される場合に関しては、素直に二輪用品の専門店に相談するのが良いと思います。 いくらか近いサイズのものは通販で見つかりますが、持ち込みは別途料金を取られることが多いですし、それであれば適切なサイズを見繕ってもらう方が良いでしょう。

イージーオン以外のフォークブーツを取り付けるためのガレージなどがある人はまた別ですが、 イージーオン以外のフォークブーツを切断して接着する、というのも手だとは思います。

ホンダドリームの製品が出た

Rebel250&500用フォークブーツ」がホンダドリーム山口店で販売されています。 おおよそ自分が取り付けをしようとしていた時にはこの製品はありませんでした。あれば購入して、近くのホンダドリームで取り付けてもらうという過程を取っていたと思います。残念。

これからフォークブーツの装着を検討している人は、この手の Rebel に合わせた製品が出ていないかをよく調査した方が良いでしょう。

Kijimaのイージーオンを取り付ける場合

先に紹介した通り、Kijima のイージーオン、ハーレー用の製品は、上の径が 2mm ほど小さくて合いません。 接着剤などで強引に取り付けたと記録を紹介していることがありますが、およそ無策では取り付け不可です。割れてきます。 強力な接着剤によって解決を試みることもできると思いますが、それだけ強度の高い接着剤をフォークに付着しないように確実に接着するのもなかなか難しい話です。

私も接着剤は使いましたが、あらかじめフォークブーツ上部の内壁をカッターで削りました。正直に言って相当根気のいる作業です。かなり削り取る必要が合います。 内壁に刃をあて、こするようにして削り取ります。0.01 ~ 2mm くらい削れます。同じ程度の削り量を 100 回以上繰り返すことになりますね;

もっと他に効率の良い削り方もあるかもしれませんが、ヤスリなどでも削りにくいです。ヤスリよりはカッターの方が早いです。 グラインダーがあれば別かもしれませんが、グラインダー使える環境あるなら、もっと他の選択肢があるように思います。

2重に巻いたバンド。

さてある程度削ったフォークブーツと、あまり削らないフォークブーツで取り付けを試してみました。実験です(もしある程度で済むなら、削らなくて良いか、面倒くさかったという理由もある)。 取り付け時は上部をきっちりと固定するように結束バンドを二重にし、上部の部分にだけ接着剤を使いました。

削り取った側のフォークブーツ。

数日後に結束バンドを取り外した様子です。結果として、ある程度削っていればどちらもきれいに接着はされています。 ただし、あまり削らなかった側のフォークブーツは遊びがなく、手で回転することも困難なほどグリップしています。

そういった強い固定による影響でしょう、おそらく走行時の伸縮に柔軟に動かず、中央当たりの継ぎ目が後日割れました。 上部は割れず、中央辺りが割れるといった結果です。なお削りもなく、接着剤もない無策で取り付けてみたときもあるのですが、その時は当然のように径の小さい上部が割れました。

結論として、きちんときれいに削る作業をし、接着剤をわずかに使えば、Kijima のイージーオンフォークブーツは Rebel に取り付けすることができます。 ただし、私が今から取り付けるのであれば、ホンダドリーム山口店が販売するフォークブーツを選択するでしょう。

余談:結束バンド

結束バンドは 264mm のものを購入しましたが、下の径がかなりギリギリです。315mm の方が余裕をもって取り付けられると思います。 フォークブーツに取り付け用のバンドはついてきますが、最低限しかついてないので、取り付けたり取り外したりするなら購入しておくのが良いと思います。 amazon でなくても近くのホームセンター的なところでおおよそ揃っているとは思います。