時計選びの記録(25-8)

WebChronosより

実質的に7月に含むんですが、多すぎたので分割されたものです。ただ本命というよりは気になり時計のリストです。 将来的にも購入のターゲットに含まれて来るかは微妙なところ。

そんなこと言いながらBELL&ROSSのBR0394は手放したくないリストに入っちゃってるので先のことは分かりませんね

ボーム&メルシエ クリフトン34mm

冒頭ボームアンドメルシエのクリフトンの新作34mm。やや小径復権の中での34mmで登場。

私にとっては大きいモデルが多かったのでちょっと嬉しい反面、値段がいつの間にか上がってきていて、お買い得感の強いブランドではなくなってしまったのが正直なところ。

とはいえスペック対の価格と時計の品質はまだ高いのだろうと思っています。単に日本がインフレについて行けてないのだろうな。

青のグラデーションがかかった文字盤が素敵。ダイアルだけじゃなくて何気にこの手の構成の文字盤ってここしか出してないですよね。

シンプルに見えて実は個性光る。

シャネルJ12の38㎜2本

CHANELより

コスパの話で言うなら実はCHANELのJ12は二次流通は品質のわりにコスパ良いように感じています。 まぁ興味持ったのは38mmと比較的小径でトゥールビヨンが出ていたり、クチュールモデルの針とハサミのデザインに改めて感心したりといったところからなんですが。

ダイヤ使ってフルセラミックでトゥールビヨンでCHANEL品質と考えれば二次流通の678万は(執筆時点では)異様に安いですね。 まぁ人気の都合はありそうです。

こうCHANELの黒ってアイテム単体でパワーが強くて、LVMHにいないけどLVMHっぽいパワーをどことなく感じる。 まぁシャネルご本人もそのような女性像であるように伝え聞くものであるし、ブランド色が強いのは良いことなのですけども、 刺さる人に強く刺さる、みたいな一本。

それこそ服を作られてる方とかはクチュールとか身に着けててほしいですね。

SBGW039

ALPHA OMEGAより

状態の良い36mmサイズのファーストGS復刻モデルが出てました。生産本数考えたらこれが最後のデッドストックじゃないかなと思うくらい。

完成された普通の1種だと思っているんですが、私自身がドーム型風防がもしかしてあんまり好きじゃないことに気が付いたのと、 ホワイトゴールド、プラチナ、ステンレスにアイボリーのダイアルがちょっと好みじゃないというのとで見送り。

個人的には、アイボリーダイアルみたいにちょっと黄色が入る場合は、ゴールドやピンクゴールドの方がいいと思うんですよね。 ホワイトゴールドならちょっと黄色みがかった反射をするので、程度によってはありかもしれないですが。

J14070

続けざまにGS、こっちは本家のファーストグランドセイコー。個体が多く残っていて市場に出てくるあたり、やっぱり大事にされていたんだろうなと思います。 状態の良し悪しはあるにしても。

35mm径なので私の腕サイズ的にはちょうどいいんですよね。

質の良いものが国外に流れて行ったらしい話はチラホラと何か所かでお聞きしてきましたが、その影響か価格はぐっと上がってきてますね。

金張りじゃなくて金無垢だったらなぁと思うのです。

VERTEX M36

VERTEXより

36mm径のVERTEXもなかなか興味深く、ブロンズ以外にステンレスもあり。36mmでスモセコでミリタリーウォッチの要素から構成されるって、現行では実はあんまりないですよね。

SW260を採用しています。汎用は良いとして、割りに価格がまぁまぁ高い気がしますが、実物見てないせいかもしれないです。夜光は厚みがありますし、 現実的な生産コスト考えたらこんなもんなのかも。

ブロンズウォッチの選択肢も実は多くないですし、ブロンズを見るなら1度目を通してもよさそうな気はします。

この手の針が好きなんですけど、針にしても36mmとかの小径でこの針はあんまり見ないですよね。インデックスが縁どられてたらよかったのになぁ。

パーペチュアルカレンダー 3940J-014 YG

ALLUより

36mmケースのパテックとかないのかと思って探してたらまさかのパーペチュアルカレンダー。かっこいいとは思うんですが、私にはTooMuch。 お値段は中古でも833万。オーバーホール料金考えたらどうなることやらですね。

さておきで、この時計、実は国内の各中古二次流通店舗を渡り歩いているようです。 修理履歴などの情報が徐々に掲載されなくなっているのを見かけたときには、少しばかり業界の闇を感じたものです。 実は別個体だった、なんてことを祈るばかり。

型番で検索すると前期型後期型があるのか、針の形状がガラッと変わります。同盟型番でドーフィン針のものやダイアルデザインが異なるものもヒットします。 正式な型番名が別にあるのかもしれないですが、検索して複数ヒットするあたり、なんかあったのかなーとも思います。

Chrono Felix Perpetual

元ブライトリングだったかな、の時計技師の方が独立して作っている時計。↑のパテックのパーペチュアルカレンダーが目に入った後に、 そういやパーペチュアルカレンダーあったなと思って久しぶりに見たら、何ともかっこいいなと。

ケース径が38mm台と私にとってはちょっと大きいとはいえベゼルがステップベゼルでダイアル自体はもう少し小さくなるんですよね。

クロノグラフにパーペチュアルカレンダーのっけて、さらに手巻きとはいえ12㎜。でもって価格が470万くらいで500割ってる。 いや十分高いんですけど、モノを考えたら値付けが逝かれてますね。

新宿に行けばシェルマンさんに在庫あるのかな?って感じではありますが、銀座店にこれ探してるんですって言っても案内してもらえず、

いやまぁ確かに購入しそうな見た目には見えなかったんでしょうし、案内自体も非常に丁寧で助かったんですが、 ほんちゃんどこにあるのか案内してくれてもよかったのになぁというのをチラリと思い出します。

デイデイト 118239

WATCHNIANより

冒頭で買わないだろうものをと言っておきながら、恐らく候補のデイデイトの旧世代。

なんやかんやで実寸が35mmのロレックスの36径シリーズがやっぱり腕馴染みが良く、 手持ちのDJのジュビリーブレスだとコマ数的に華美でフェミニンに思うときがあり、 よりシンプルなデイデイトのプレジデントとかどうなんだろうなと。

まぁDJがフェミニンに見えるのは白文字盤というのもありますが。

デイデイトもう1つ気になったものがありこちらのゴーストダイアル。もうとうにSoldoutですが、カフェオレカラーが良い感じ。

コレクションとしても持てるほど予算があればよいのですが、使用シーンを考えるとどうにも手が出せなかったです。 レザーベルトに変更するとまた違うのかもしれないですが、デイデイトに求めてるものではないなと。

デイデイト気になりポイントがあるとすれば、デイトはサイクロップレンズが付いているのにデイにはついていないことなんですよね。 設計思想の曰はく、デイもデイトも必要であるってことでしたが、ここら辺にデザインや設計としての矛盾をやや感じています。

まぁ湾曲したサイクロップを作るのも変だし。デイの窓は上手くインデックスの間に収められ、デイトはインデックスと同じようなサイズに見えるように調整、 と考えれば、これで良いのかもしれません。

合理的さのみをもって形成されたデザインだけが美しいわけでも心動かすわけでもないですしね。

近代のデイデイトは実用というよりも宝飾に寄せたビジュアルを採用してきていて、ミニッツレールがなかったりするんですが、 個人的にはあったほうが好みなのでぜひクラシックなデザインを再考して欲しいなとも思うものです。