時計選びの記録(24-4)
HOUBIDOUより
先日父が亡くなりまして、父のためのって名目で始まった時計探しですが、終ぞ自分の趣味になっています。 父は最後にAmazonでカルティエタンクフランセーズのダイヤ入りを買おうとしてましたね。ビール缶のセットと一緒にカゴに入ってました。 多分母に向けてだったと思うんですが、高額決済過ぎて通らなかったのかな。ボケててフィッシングとかにもかかってたので。 っていう寂しい話は置いておき、以下本題です。
マリーンクロノメーター1846 266-22
まずはユリス・ナルダン。全然視界に入っていなかったんですが、 中古の良品が更新情報で飛んできていて初めて知ったモデルです。 ナルダンのマリントリピュールシリーズはすごい好きなんですけど、基本42mmからと細腕には大きすぎるんですよね。
ところがこのモデル38mmです。しかもデイトなし。最高かってなりましたが、これまでに候補になく、 すでに候補にいる子たちを確認するのが先だなと思って、見送りました。150周年記念の250本限定のモデルですが、 状態は兎も角チラホラと市場には出てきているようには見えています(高値にはなっていますが)。
1週自分が集めたいものがコレクションし終えてたら手に入れたいってなってたかもしれませんね。 忙しさと既存候補のこととを考えて、無理をしないようにして見送った子でした。でも今になってまだ気になる! せめて見ておけばよかったか。
ポントス PT6248-DLB00-330-2 / アクアタイマー IW379503
SinnのU50を先日から使っていますが、申し訳ないことに少し違和感を覚えていて、ダイバーズウォッチは引き続き見ています。
1つはポントス、この価格で出してくるからラクロアは中堅レンジではやっぱりすごいですね(実機は見れてないですが)。 30気圧防水で、42mm径/13mm厚とスペックは標準的なダイバーズウォッチという所。
ブロンズモデルもありますが、こちらはブラックが好き。ブラックもPVDではなくてDLCなんですよね。 それで昨今の値上がりに合ってこの価格帯。なかなかすごい。
もう1つはIWCのアクアタイマー、特にクロノグラフモデル。単純にルックスがすごい好きなんですが、 加えてこのモデルはいつか私が行きたいガラパゴス諸島の名前と、そこで生物学を発展させたダーウィンの名前を冠してるモデルなんですよね。 裏蓋はそこで生息するイグアナ(トカゲ)が刻まれています。
難点があるとすればケース径が44mm/厚さが16.9mmとかなり大きいこと。IWCは大きいがちですが、ちょっと特別大きいですね。 最悪腕に乗ればとは思いますが、17mmの厚さとなるともうそれはもう日常使いはちょっと大変なんじゃないかなと。
こちらのモデルも先のポントスと同じでブラックとブロンズとがあるんですが、ブロンズの方がルックスは好み。 なんだけれども、ブロンズの経年変化が思ったように進んでない写真などが調べると出てきてしまっていて、その面でもうーんってなっています。
追:アクアタイマー見てきた
アクアタイマー見てきました。大きい!重い!って感じ。ストラップは柔らかいしラグは落ちてるので腕には乗りますが、どうしても不格好ですね。 ウェットスーツを着て何とか、って感じだろうか。デイリーユースにはちょっと辛い。大きいだけじゃなくてかなり重いです。
もしかしてIWCは堅牢性や持続力に注力しているところがあるので、密度が高くて壊れにくいようにしているのかもしれないですね。
腕の太い人がしてたらめちゃくちゃカッコいいと思います。時計自体のデザインはすごく好き。でもそれにしても重かった。
PELAGOS 39 m25407n-0001
以前から気になっていてたPELAGOS39もやっとこ試着できました。以前は自分が行く範囲に2次市場も公式にもなくて。
造りは大変良いし、この個体は数カ月前購入の超超高年式中古だしで、条件は非常に良かったんですが、 なんとなくU50に対して抱えてる違和感を解決できそうになかったんですよね。
1つはケースサイズ。数値上は2mmほど小さいはずなんですが、それほど小ささを感じられず。 たぶんベゼルがケースより大きいという構造上の理由だと思います。 それはベゼルを回転させやすい、という特徴につながるものなので、致し方ないんですけどね。
後は思ったよりも高級感というか造りの良さを感じない点です。いや冒頭で造りが良いって言ってるじゃんって話なんですが、この子の隣に並んでいた、 BlackBayや別の大きいサイズのPELAGOS達の方が、造りが"より"良く見えちゃったんですよね。決してPELAGOS39が悪いわけじゃない!
そこは「PELAGOS39はツールウォッチだからそういうもの」って捉えるのが普通なんですけどね、 こういう印象を持っちゃうと、であればやっぱり公式にはもう少し価格を下げて頂きたかった。
インデックスと針の色味が少し違って見えたのも気になりますし、もう少しインデックスに厚みがあればなぁとも思います。
しかしこの時計の面白い所はサードパーティー製のプレジデントブレスがあることです。もしここに手を出すならプレジデントブレスにすると思います。 安価になる日を待ちたい。来るかどうかは兎も角として。
サクソニア 219.026/LS2193AJ
以前からの気になり時計、サクソニアの旧型35mmも試着してきました。フェイスデザインは最高ですが、やっぱり少し小さい印象が。 写真であらためて見て悪く無いサイズ感なので、単に好みの問題だと思うんですが、37mmのフラッハの方が良いかもしれないな、となって見送り。
この個体、実際にはかなりコンディションが良く相場よりかなり安価だったので、惜しいことをしたのかもしれません。 私がお金持ちならストックしておいたのになぁ。
サイズ感以外にもムーブメントがフラッハの方が好みというのもありました。私が過去に見たムーブメントの中で一番きれいかもしれないんですよね。
実はこの執筆のタイミングで37mmのフラッハも検討していて、先日2回試着しに行ってたりもするんですが、ぎりっぎりで踏みとどまってしまっています。 それなりの個体、価格が出てきたら踏み抜くかも。
一応スモールセコンド付きで、フラッハと同じ37mmのモデル(Ref. 216.027)も過去にはあるんですよね。より濃いグレーなダイヤル。 ところがこれ昔のモデル過ぎて、中古市場で出てきてもChrono24とかそういうところになって実物見ずに決めないとダメそうな予感ありです。
一応執筆時時点でゴールドにグレー文字盤のタイプはあるんですが、そっちはあまり好みにあらず。
デイデイトアンティーク
LIBERTASより
久しぶりに中野に訪れて、FireKidsさんで1stGrandSeikoとかを見てきたんですが、その延長でアンティークに目が行き、 そこで惹かれたのがアンティークのデイデイト。
マットなブラックダイヤルにダイヤモンドのインデックス、光沢を失ってきたホワイトゴールドが渋すぎる。 が、価格も高すぎるでちょっと手が出ない。
夜光がないのもいいですよね。スポーツウォッチ以外の時計で夜光は基本的には無い方が好き。