Rebelのヘッドライト内ACC電源に繋ぐコネクタの自作

作成したヘッドライトケース内電源用アクセサリケーブルコネクタ。

Rebelのヘッドライトケース内にあるアクセサリ用と思しき電源から USB ソケット用の電源を引っ張ろうと思います。 ここではそのための自作コネクタを作る方法を紹介します。

写真に写っている Y 字のコネクタを作り、用意した USB ソケットのアクセサリとつなぎます。 作り方や電源の取り方については、いくらかの元ネタがあったのでそれらを参考にしています。

またヤフオクにはお手メーカーの製品としてではありませんが、同様の製品が販売されていることを確認しています。 自作用の道具を揃えるところから、ってなるとお金も場所も取りますから、そんなに弄らないけどアクセサリ用電源が欲しいって方は既製品を購入するのが良いと思います。

ただしヘッドライトケース内から電源を撮ろうと思ったら、いずれにせよ取り付けるアクセサリ側は加工する必要がありますね。

取り付け部の確認

実際に収められているヘッドライトケース内のアクセサリ電源用カプラ。

ヘッドライトケースを開けると車体右側のカバーの中からアクセサリー電源用のカプラのメスが見つかります。 漏電防止用の既存のソケットが埋め込まれているので、取り付けるときはこれを引き抜くことになります。

引き抜くときは爪を剥がしながら上に引き抜くことになりますが、摘まめる部分が小さいのでペンチのような類のものがあると良いです。 私の場合はテスターのクリップを使って抜いちゃいました。

テスターを使って電極を調べている様子。爪を正面に右側がプラス。

テスターを使って調べる限り、爪を正面にして右側がプラス極、左側がマイナス極のようです。

必要なもの

まずはカプラーが必要です。車体側がメスなのでオスだけあれば良いのですが、オスメスセットでないと販売されていないようです。型は「HM防水2極」です。 Kijima や DAYTONA から出ているので、都合が良い方を選びましょう。

残りはギボシや電工ペンチ、ケーブルの類です。既に持っていれば購入する必要はありません。

先駆者がいるし、(一部の人には大変怒られるかもしれませんが)サービスマニュアルを持っていないこともあって、 ひとまずは電源は足りるであろうという想定でいます。

ヒーター系を取り付けようと思うと、ヘッドライトの消費電力などを踏まえればちょっと問題かもしれませんが、 USB やちょっとした電源を取る分には、12V 60W まで耐えられるこのケーブルで十分過ぎます。 USB ポートは現状の製品ではどんなに取っても 2 口で 6A でしょう。ほとんどの場合は 2.1A + 2A とかだと思います。

むしろ心配するべきは、耐久温度かもしれません。70 ~ 80 度になっていますが、 比較的過熱しやすいヘッドライト周辺のケーブルですから、夏場はちょっと心配かも。

加工する方法

これらの作業は中々厄介で、多くの場合に取り返しがつかないので、つけ忘れがないかなど慎重に確認しながら、失敗しないように取り組みましょう。

なお、私は一回失敗しました。上にあるカプラのメスの写真で手に持っている自作コネクタですが、ケーブルの配色が逆です。

防水コネクタのカシメ方。

購入した製品にはオスメスがセットになっていますが、車体側にメスが付いているので、作るのはオス側のみです。

ケーブルに防水用のゴムを通して、オス側の部品をかしめます(取り付けます)。この手の形状は初めて取り付けましたが、 通したゴムを挟み込むようにするのが正解のようです。ふつうのギボシならケーブルを挟み込みますけどね。

挿入方向を示した図。赤が爪を正面に右。

反対側にはギボシを取り付けます。私の場合はギボシをメスメスで作ってしまっていますが、このケーブルの取り付け部分が車体側になるためです。 多くの場合はメスオスで作ると思いますが、これらの作法については細かく調査していません。

電極で調べた通り、爪を正面にして右側がプラス極です。一度差し込むと基本的にはやりなおしが効かないので注意しましょう。

赤黒の場合、一般にはプラスが赤いケーブルで、マイナスが黒いケーブルです。 プラスマイナスは正しい方向か、ギボシのカバーは取り付けられているか、確認しながら作業します。

プラスマイナスのケーブルの色が違う位なら、自分で使う分にはそれを理解していれば問題にはならないかもしれませんが、 カプラー系の製品の厄介なところは、基本的には差し込んでしまうと二度と外れないし、かしめるのを失敗しても、替えの部品が入ってないことですね。