ホンダ Rebel250 のレビュー

Rebel250 からバイクに乗り始めて 5 ヶ月くらいになりますし、カスタマイズもそれなりに自分でやるようにして弄り倒したので、初心者なりにレビューしようと思います。

公式のコンセプト

公式ページからコンセプトを確認することができます。概ね次のとおりです。

  • 若い世代向け、気軽に楽しめる、ちょうどいいモーターサイクル
  • 様々な体格差や経験差に対応できるようにしている
  • SIMPLE / RAW / TOUGH / COOL を意識したルックス

乗ってみる限り、ルックスを見る限りでは、概ね正しいと思います。 若い世代向けと言いつつ、乗りやすさからリターンライダーの世代の方も多く乗られているような印象はあります。

ザックリしたレビュー

長くなるのでザックリした評価をあらかじめ述べておきます。総じて「扱いやすい小さなロー&コンパクトなバイク」です。

(1) 初心者、女性、リターンライダーには良いバイクであると思います。車高が低く、重量も軽いので取り回しやすいです。 ただし体格が小さければハンドル周りを工夫するの必要があるかもしれませんし、体格が大きければ物足りなさを感じると思います。

(2) 山道や長距離を高速走行するにあたり、250cc ではパワー不足を感じることがあります。 500cc の乗りやすさも想像に難くないですが、500 にするなら Rebel でなくても良いかもな、と思わせると思います。

(3) 低価格化のための工夫が随所に見られます。ややチープさや物足りなさを感じることはりますが、 公式にカスタマイズ前提とした設計とされる部分もあるようですし、素人ながらにカスタマイズすることができています。 「カスタマイズを楽しむ」という遊び方もできると肯定的にとらえるのが良いです。カスタマイズの自由度は高いと思われます。

品質について

Honda から出ているバイクとは言え製造が日本国内で完結しているものでもなし、細部の完成度はそれほど高くないと思います。 新車価格がそれなりに安価であるという点も影響しているとは思いますが、例えばバリがあったり、設計上ケーブルが露出してしまっている点があったりします。部品についても多少チープな素材も含まれています。

一方で灯火類周辺の取り付け機構などは作り込まれている印象です。あとは同一のフレームに異なる排気量のエンジンを載せるような設計をしているのもすごいと思います。 これによって大幅なコストダウンが実現されているでしょうし、大きく価格に貢献しているのでしょう。

もう少し具体的な話をするなら、個人的にはもう少しネジ類のサイズを揃えて欲しかったです。結構随所で色んなサイズのネジが使われています。 車体重量の問題や、既存の部品の使い回しによるコスト削減、省スペース化など諸々の都合はあるのでしょうけど、もう少し共通化できないのかなという印象はありました。 (素人ながらにです、もしかしたらバイク全般こんなものなのかもしれない)

ルックスについて

標準でもそれなりに良いものの、より(汎用的に)良いルックスにできたのではないかなと思います。 コンセプトが SIMPLE / RAW なので、カスタマイズを前提にしている節はあるのでしょう。 元の記事を失念しましたが、カスタマイズを前提として意図してシンプルに簡素に作っている部分は確かにあるようです。

事実ボバースタイル、カフェレーサーのようにカスタマイズしている人たちもいますし、 一方でカウル付けてみたり、クルーザーらしく弄ってる人もいます。

用意されているカラーリングについてはいずれも素晴らしいと思います。 個人的な趣味でブラックにしましたが、シルバーは傑作と言って良さそうなレベルの完成度です。

ウインカーは改善の余地ありかも

個人的にはウインカーとマフラーは改善の余地があったのではと思います。標準のウインカーが好きですって人のコメントもそれなりに見かけますし、標準のウィンカーの良さも分かります。

一方でグロムなどのウインカーと共通のモノを採用している時点で、メーカーとしてはルックスよりも汎用化によるコスト減を狙ったんじゃないかなと思います。 また良くカスタマイズされる部品であるという認識でもあるのでしょう。

コンセプト資料の段階で似たようなウインカーを採用しているので狙い通りなのでしょうし、 一般的な丸形のウインカーの場合、競合する他のバイクと比較してインパクトを残せなかったかもしれません。

やや標準のウインカー酷評しているように書いていますが、良いところももちろんあって、 いわゆるアメリカンな感じのクルーザーよりはモダンさのあるフレーム形状なので、スポーツ感あふれるウインカーも違和感はありません。

さらに言えば、取り換え時に気が付いたのですが、倒れたとしても折れにくい構造になっている、弾性のある構造であるのは素晴らしいと思います。CBR などでも同じようですね。 "初心者には"大変ありがたいです。これについてはルックスと引き換えになっている部分がありますから、一長一短とみるべきでしょうか。標準ウィンカーが好きな人は長でしかないですが。

あとはウィンカーは一定の大きさがないとメーカーとしては出しにくいんでしょうね、安全面を考えて。 保安基準を満たすとしても小さいサイズのウインカーは、標準の装備として出しにくいはずです。

少し話が戻りますが、小さくするほど部品は精密化してコストもかかりますし、多方面から考えて、標準ウィンカーに落ち着いたのでしょう。

マフラーも改善の余地ありかも

マフラーについてはコンセプトモデルにあるイラストのルックスをもう少し踏襲してほしかったな、という印象があります。 採用されているマフラーは少しやぼったい印象があります。悪くはないかなと思いますけど。

モリワキのマフラーのようなルックスを頑張ってほしかったですが、マフラー側のスペースを圧迫するのでパニアやサイドバックを取り付けにくくしますし、タンデム前提で設計すれば標準のマフラーが落としどころだったのかもしれません。

ちなみにですが、モリワキのマフラーのルックスは中々良いです。自分はモリワキ選ばなかったけど、標準がモリワキと同形状だったらマフラーの交換をしばらく検討しなかった気がします。

エンジン回り

ルックスの話で言えば、凹凸の少ないエンジン外装ですし、黒塗装されているのが車体全体の印象を黒くみせ、コンセプト通りのクールなイメージづくりに繋がっていると思います。 出力面については当たり前ですが 250cc あれば概ね日常的な市街地での走行には困らないです。

一方で千葉程度の田舎道の坂でもパワー不足を感じるシーンはあります。 加速した状態であればよいですが、信号待ち状態からの上り坂についてはローギア、2速でも、もうちょいパワーが欲しいって思います。 キャンプ用装備なんかを後ろに積んでいたらなおのことでしょう。ただ、走れなくはないです。走りますが、物足りなさを感じるという認識で良いと思います。

高速道路についてもやや不満有りで、同じ 250cc でもネイキッドや SS のようなタイプのバイクとは異なり、 走れるけど、しんどいかもくらいの気持ちでいたほうが良と思います(SS とかカウル車で高速を走ったことないですが)。

80km ~ 90km そこそこで走行車線を走るのは問題ないですが、追い越し車線を越えていきたい時には車体の軽さも相まって不安を感じます。 車体が低いことが功を奏するのか、何度か乗ってれば不安や恐怖心には(良い意味か悪い意味かはさておき)慣れてしまいますが、軽いなーという印象は否めません。

風防をとりつけることで疲労は軽減できるでしょうが、パワーの足りなさは変わらず感じるでしょう。 切り替えながらの 6 速限界まで使って、アクセルを開けきったりしながら走行する楽しさがあるじゃない、 というとらえ方ができるなら、それはそれで良しと思います。確かに操作する楽しみはあります。400 だとぶっ飛んでっちゃいますからね。

振動についていえば、単気筒は避けられないようですね。振動による疲労の違いなどを感じるほどまでに他の車種に乗った経験がありませんから、 4気筒や他の異なる単気筒との比較はしかねますが、すくなくともミラーに結構な振動が来ているのは確認できました。 ということはハンドルにもそれなりに振動が来ているわけですね。

Rebelのミラーをタナックスリュートミラーに交換

ハンドル周り

私の身長は 175cm ですが、ちょうど良いです。が、デイトナ、ハリケーン、キジマから対応する製品が出ているように、ちょっと後ろに伸ばしたほうが良い、という方は沢山いると思います。 ~160cm ひょっとすると 165cm までの方は、4cm, 5cm バックしたハンドルバーの方が操作しやすいと思うような気がします。

教習車の CB が遠いと感じていたら間違いなく必要ですし、違和感なく操作できるなと思っていたとしても、Rebel だと遠く感じることはあると思います。 パーツメーカー各社が出している、ということはそういうことでしょう。

スイッチ周りについては、いわゆる Honda の国際標準規格推奨というものに当てはまっていて、ようするにウインカーとホーンが他のメーカーのそれと上下が逆です。 教習車の古い CB とも逆です。なので最初のうちは逆に操作してしまうこともあると思いますし、個人的には頻繁に操作するウインカーが遠ざかったせいで操作が非常にやりにくい。

いはくホーンの方が押しやすい位置にある必要があるでしょうということなのですが、ウインカーの方が操作頻度が高いので上に配置して操作しやすくしてほしいです。 私の場合は掌の大きさ、指の長さが女性並みかそれより小さいという変な体型をしている勢もあって、本当に操作がやりにくい。

操作のしにくさについてはスイッチが逆ってことだけではなく、一般的なものより太いインチハンドルを採用していることも要因しているとは思います。 こちらについて言えば、ルックスのためでもあるので、やや止むを得ないのかなと思いつつ、"デザイン"としては、どうなんだろうという気がしないでもないです。 ただ販売が日本国内向けだけじゃないので、多くの場合に問題ないのかも(自分は操作しにくい印象があるけど)。

決して操作ができないわけではありませんが、明らかに教習車の CB ですら、操作感が上回ってました。 もし女性が操作しにくいと感じたら、スイッチやハンドルを交換するという手があるので、お店の人に聞くなどした方がよいと思います。 スイッチを交換すればウインカーとホーンを他社のものと同じようにできますしね。なおレバーの交換はあんまり意味をなしませんでした、私の場合。

Rebel250 のクラッチ・ブレーキレバーを交換

シート、サスペンション周り

シートは可もなく不可もなくです、車高が低くて大変乗りやすい。いわゆる足つきはこの上なく良いです。 年々体が硬くなってきている私にはすごく重要で、跨るのが楽です。服装を選びにくいという理由で女性も跨りやすいでしょう。

品質やルックスについては可もなく不可もなくです。 コストをかければより良くなるのでしょうが、それは各々に任せるという判断は、個人的には良いと思います。

座り心地という意味でサスペンションの話もここにまとめてしまいますが、フロントは兎も角リアのサスペンションは、素人ながらに硬いと思います。 ただし著しく気になるレベルではないです。具体的には少しの勾配を乗り越えるだけでも弾んだ感触があります。

Youtube などでも参考にする限り、多くの人が硬めと印象しているので、少なくとも一般的に販売されている 2018 年までの製造車ではほぼほぼ間違いないでしょう。

一方でフロントフォークのクッションについては堅いと感じたことがありません。しかも Rebel250 と Rebel500 とでは異なるスプリングを使っているようですね。 Rebel は同じフレームのまま、排気量により異なるエンジンが車体前方に積まれているわけですが、フロントの重みを上手く吸収するスプリングによって、上手く調整されているようです。流石です。 要するにかけるべきところにはお金をかけているのです。

シートもサスペンションもルックスを気にしないのであれば、個人的には交換するほどのモノではないと思います。 私はルックスのためにシートを取り換えました。

ブレーキ周り

端的に、フロントの効きが凄く良く、リアの効きはかなり緩やかです。 ABS とそれ以外とでセッティングは違うかもしれませんが、ほとんどの方が私と同じような印象を持っているように見えます(Webのレビューを参考にする限り)。

リアをメインで止まることもそうそうないとは思いますが、教習所の CB から上がって直ぐに Rebel に乗ると、効きの違いに驚くと思います。 CB 以外に乗ったことなくても違いが分かるでしょう。

これらは特別危険性を感じたり、操作において不便を感じるものでもなく、そういう車体特性なんだなと思えばどうと言うことはありません。

ちなみに ABS ですが、私は一度だけ(たぶん)発動させてます。店舗の駐車場から飛び出してきたおじいちゃんの運転する車両を回避するために軽めのパニックブレーキをしました。 ABS 効いてたのだと思いますが、乗り始めて 3 日目くらいの早々の体験をきっかけに ABS 付いていて良かったと思いましたね。

Rebel はギリギリ、ABS 装着義務以前に製造された車体がありますが、特に初心者の方は初期費用の差額を払ってでも付けておいて損はしないと思います。

キー周り

キー周りについては、やや不満が残ります。造りをシンプルにする都合で止むを得なかったのかもしれませんが、 ハンドルロックとイグニッションのためのキーの差込口が左右に分かれているのは個人的には良いインターフェースデザインではありません。

ハンドルロックをしたまま、あるいはハンドルロックとイグニッションを誤って始動してしまう、 などの問題を解決するためにひょっとして良いデザインなのかもしれませんが、 右を見てハンドルロックを解除し、左を見てキーを差し込んでと、右に左に二度手間なのはちょっと嫌だなと思います。

とはいえ、この問題は些細で、最も大きな問題なのはヘルメットロックです。ヘルメットロックが標準で付いているのは大変ありがたいのですが、 凡そクルーザータイプのバイクがカバンを取り付けるであろう位置に丁度ヘルメットロックがあり、しかもそれを(簡単には)移設することができない。

ヘルメットのために別のキーを増やすのは馬鹿馬鹿しいですし、せめて取り付け位置を変更できるような仕組みが欲しかったです。 折角の機能が容易に死にます。傷がつきやすいフェンダーやタンク周辺も難しかったのでしょうけれど、外部のパーツメーカーが後付けのヘルメットロックをオススメしてくるレベルで使い勝手が悪いです。

車載工具

車載工具については不満しかないように思います。まず取り出すまでに必要な工程が多すぎる。コインや工具がないと真の車載工具が取り出せない、という事態は避けるべきでした。 しかもコインでも回しにくいくらいに硬い。あらかじめ緩めておく必要があるレベルで、最初の工具が取り出せない。これは悪いデザインという他ない。

落下防止のために堅牢な作りにしているのかもしれませんが、それにしてもケースで隠れた内側にあるのだから、ハンディスクリューのような、手で取り外しできるレベルで工具を封印しておくべきです。 あと搭載されている工具の質には期待できそうにありません。

もっと個人的な感想と選択理由

以降は大変長い私の感想と選択理由です。

そもそも私が 2018 年にバイクに乗ろうと思ったきっかけは鬱病だったわけなんですが、その当時の生活や現実的な運用方法も踏まえた上で普通自動二輪免許を取り、250cc の Rebel を選択しました。 他に候補が上がったのは Yamaha の DragStar 400, ハーレーの FortyEight です。どっちもローロングなアメリカン、クルーザータイプです。もとよりそういう車種が良かったので、そこはブレませんでした。

まずはハーレーですが、どう考えてもコスト高でした。まず管理面で、東京都内に 1 人暮らしをしている状況で、ハーレーを停めるための駐車スペースを確保するのが大変でした。職場でもそうです。 できれば職場に乗っていって気持ちを少しでも外へ向かわせる要因があれば良いと思ってたので、職場に連れて行きやすい、職場に停めやすいというのは理想的な条件の 1 つでした。

とは言え乗りたいバイクに乗るべきで、だからこそモチベーションが高まるものとも思ったのですが、いかんせん当時の私にはコスト高でした。 ふたを開けてみれば結構な勢いでカスタマイズとかしてしまってるので、中古車購入していれば初期費用についてはどうとでもなったような気がします;

さらに初心者ながらにいきなり大型は扱えるのか、あんまり楽しめなかったらどうしようと思ったり、当時は体も弱り切ってたので、押して回ることもおそらくできないだろうと察して、 まずはハーレーを止めようと思いました。今となっては乗ってみたくて仕方がありませんが、Rebel を十分に楽しみ切ってないので、しばらくは Rebel でしょう。

次いで DragStar ですが、国内で走っているド定番のアメリカン・クルーザーですね。私がバイクにあこがれを持つきっかけになったバイクでもあります。 教習所に通ってる最中も DragStar に乗るものばかりだと思ってました。250 では物足りなくなるだろうし、400 のサイズ感なら満足するだろうと思ってたからです。

しかし予想外だったのが、DragStar の新車の生産停止です。ABS 規制などのために私がバイクを購入しようとしているタイミングで、ほとんど新車が周りにありませんでした。 もちろん素人ですから遠方からの納車は考えてませんでしたし、購入するなら実物を見たかったためです。

あとは中古の状態を見極める程度の技量がないのは勿論のこと、それについて信頼を寄せられるようなバイク乗りの友人もすぐには捕まえられなかったこともあります。 当時はとにかくもう心がすさんでたので、即時動かなければ延々とグダグダして終わるという状況でしたから、鉄は熱いうちに打てが如く「気に入ったバイクにまず乗る、それから考える」が大事でした。 というわけで、奇妙な偶然が重なって、あこがれ続けた DragStar もなしに。

蓋を開けてみれば残る選択肢が少なくなって、今選べる現行車、手ごろな価格、クルーザータイプ、取り回せるとなったら Rebel しかありませんでした。 Bolt とかもありますが大型免許が必要ですしね。当時そこまで絞ってきたころには中型免許の最終付近でしたので、もうこうなったら Rebel だと。

ローファットでもローロングでもない

Rebel はローファットでもローロングでもなく、ローコンパクトと言って差し支えないと思います。いわゆるアメリカンはローファットないしローロングです。 私もその体型にあこがれを持ちましたが、残念ながら Rebel ではそれを実現しえません。乗車している動画を見たり、車体本体を比較する機会があれば良く分かると思います。 Rebel は 250 にしても 500 にしても DragStar400 ほどの厳つさはないです。

タイヤで太くワイルドに魅せてはいるものの、車体本体は寧ろ細くくびれさせてナロー形状であると公式にも謳われています。そのくびれが全体のフォルムの良いところでもありますし、 大きく見せようとして、実は小さいことによる取り回しの良さも Rebel の良さでしょう。

実際スペック上も DragStar250 が 2,320mm, Rebel250 は 2,190 で若干短いです。ちなみに DragStar400 は 2,340mm でした。 フロントフォークが前に傾斜してせり出していたり、Vツインエンジンから延びる長いマフラーがない分だけ、実際にはより長く感じるのが DragStar と思います。

私の場合には周辺の駐車場に「DragStar はサイズや切り替え氏の都合で停められません」なんて契約条件があったりして、結果論的に DragStar じゃなくて良かったです、 駐車スペース的には大して差はないと思うんですけどね;

残念ながらVツインエンジンじゃない

またクルーザにもかかわらずVツインエンジンじゃないのがRebelの特徴です。厳つさはここでも損なわれていると思います。ローコンパクトが本当にしっくりくる表現だと思います。 代わりにエンジン回りのスッキリした印象を生み出しましたし、500 においてもコンパクトさを感じさせますね。

とは言え、Vツインのようなエンジンサウンド、乗車感が欲しいという欲求にはやはり答えられません。 今もですが当時のよりズブの素人のときに「Vツインじゃないけど」と販売店の人にくぎを刺されたのを覚えています。 当時は意味が分かりませんでした。サウンドとか振動とかに拘りとかあるのかと。

今になれば「なるほどVツインが好きな人の理由はこれか」というのが分かりますから、こだわる人はやっぱりVツインの車種を選ぶのが良いでしょう。 逆に気軽にバイク始めたいくらいの気持ちならVツインを選ぶ理由あんまりないと思います。自分もパワーと見た目の厳つさのためにVツインが良いなとは思いますが、 逆に言えばそれくらいの理由です。