効率良く腰を伸ばす「ぶら下がり健康器」の使い方

ヘルニアのイメージ。

ヘルニアの自宅治療のために、腰を伸ばす目的でぶら下がり健康器を使うときには効率よく伸びないという問題があります。 この問題をを解決するにはぶら下がり方を変えましょう。

次の図のように「ぶら下がる」のではなく、むしろ「体をぶら下げる」ようにすると効率良く腰を伸ばせます。

提案するぶら下がり方のイメージ

このような姿勢が作れるのであれば、ぶら下がり健康器にこだわる必要はありません。 このような姿勢がつくれるぶら下がり健康器の選び方などは別のページで説明するとして、このページではこの姿勢が効率が良い具体的な理由を説明します。

一連のコンテンツです。順に参照することを推奨します。

効率の良いぶら下がり方

効率よく腰を伸ばす手順は 2 つです。前後の図を参考にしてください。(1) "自分の腰より高い位置" の両側に手をかける。(2) 体を持ち上げて腰から下を脱力する。

最初は脱力するのが難しいかもしれませんが、何度か繰り返すうちに、腕の力だけで十分に身体を支えることができるようになるハズです。 無理をせず、できるだけ力をかけずに体をぶら下げられる姿勢を探します。

一般的なぶら下がり方と提案するぶら下がり方で力のかかり方を比較したイメージ

「腕でアーチを作る」この方法は、「そのままぶら下がる」方法と比べて必要な力が少なくなります。 女性や高齢の方でも、慣れさえすれば上手に体をぶら下げることができるハズです。

また、腕からではなく胸のあたりから延びるようになるので、腰(患部)を効率よく伸ばすことができます。

ぶら下がる時間と頻度

「胸から下の下半身だけが伸びるので、それほど長い時間ぶら下がらなくても良い」のもこの方法の利点です。 腰の伸びや痛みの緩和が感じられれば、極めて短時間で止めてしまっても良いと思います。

上手く脱力できていれば10秒程度でも伸びているのがわかると思いますが、症状の程度や原因、年齢によって加減は変わるでしょう。

伸ばす頻度に関しては、効果があるならどれだけやっても構わないと思います。 自宅や職場で手軽に気軽に繰り返し、その積み重ねによって改善を期待しましょう。

脚を曲げてはいけません

脚を曲げてぶら下がるイメージ

この方法で重要なのは脱力した姿勢を作ることで、そうして初めて牽引に近い形を作ることができます。 前のページでも説明していますが、脚を曲げてはいけません。お腹の周りに力が入り、上手く腰を伸ばせなくなります。