Rebel250のマフラーをBEAMSパワーヘッダーWに交換

全体像。

マフラーとヘッドライトリムを交換してみました。マフラーは BEAMS が出しているパワーヘッダW、ヘッドライトリムは純正ですが、 共に塗装業者に依頼して黒塗りにしています。

マフラーの選択

最終的に採用したマフラーは BEAMS のパワーヘッダ W です。単気筒なのに長い 2 排気の長いデザインが特徴的です。


他にもよく利用されているモリワキの物やヤマモトレーシングのものがあって、特にヤマモトレーシングのデザインとどちらが良いか悩んだのですが、 カウルなどと合わせて全体的にローファットな印象を作りたかったので、BEMAS の W で大きく見せることにしました。

個人的にはモリワキのデザインを標準デザインにしておいてほしいくらいな印象です。 カウルなどを取り付けずに、Rebel の特徴的なフレームと合わせて全体をスマートな印象にするなら、ヤマモトレーシングが良いかなぁと思います。 あとパニアつけたりするなら小さい方が良いですね。というよりパニアつけるなら標準のものが一番干渉しないかも。

交換作業

交換作業自体は全然難しくありませんでした。

ガスケットを刺した様子。

標準マフラーを取り外した後、ガスケットなる部品を挿入します。ピタッと食い込ませて固定するためのものですね。

標準の固定具で取り付けた様子。

パワーヘッダーWは標準マフラーの固定具とを同じ固定具、ネジを使って固定します。

デフォルトのマフラー。

取付前の写真。今改めてみても標準のマフラーはイモ臭いですね。全体的なマットカラー部品と相まって嫌いじゃないですし、 2019年版の Rebel はマット塗装のフレームになっていますから、さらに親和性が高いのかもしれませんが、もう一声ほしいところ。

やはりモリワキくらいのマフラーデザインを標準にしていただけると満足度が上がるような…、 しかしそうなると前述の通りパニアの干渉が問題になるかもですし、コストも上がってしまうし、デザインは難しいですね。

交換した後。

取り付け後の写真です。フェイスの方を黒くしない場合は標準のシルバーカラーで生えそうな感じがしますが、 全体を黒いルックスにしたかった自分は黒に塗装してもらってよかったと思います。

交換後走行の感想

マフラー交換後の感想ですが、「マフラーだけでこんなに走行が変わるのか」と言わざるを得ません。 平地、市街地でのローギアから 4 速までの走行のしやすさは格段に上がってる感じがします。

「走行のしやすさ = ギアチェンジがシビアではない」です。バイクに乗り始めて 1 年たってないド素人も良いところですが、 皆が言うところのトルク感、トルクが上がるとはこういうことなのかと体感できますね。

普段だったら 2 速に入れるかなという微妙な距離、微妙な速度を 1 速のまま走行しても苦じゃないですし、2 ~ 3, 3 ~ 4 も同じような印象があります。 明らかにパワー(推進力)があるし、無理させてる感じがしない。

一方で、車体重量は数キロ単位でも重く感じます。手で押して引き出したり、ちょと小高い場所に駐車するときに重量を感じます。 250 にこのサイズの 2 排気のマフラーですからね、走行時は支障ないとはいえ、体で動かそうとすると数キロ右に荷重が行けば変化を感じます。

あとは「ハーレーが好きな人はハーレーから離れられない」という意味が少し理解できました。 振動と低音が増して、なんというか、重いものを操作してる感覚を楽しめます。250 なんですけどね。

ところがこれにも罠があって、振動が増したおかげで交換したミラーがまた共振で大きくブレ出しました。 標準のミラーだったら問題にならないかもしれませんが、マフラー交換によって共振の程度が変わる可能性がある点には注意です。

塗装のオーダー

ヘッドライトリムの取り換え前後の様子。

写真の通りヘッドライトリムについても塗装していただいたのですが、ここには塗装情報についても記録しておこうと思います。 他の方が同じように高いお金を出してまでカスタムしたいかどうかは不明ですが、記録しておけば他部品や他車体の塗装にも役に立つでしょうしね。

塗装を依頼した業者は「株式会社グローバルデザイン」さんです。

マフラーの塗装は ST9000 の艶ありブラック、ヘッドライトリムの塗装はパウダーコートの艶ありブラックでオーダーしました。 塗装料金は都度見積もり時期や物品などによって変動するので参考程度ですが、送料などもろもろ込みで 60,000 円くらいです。

中々にいいお値段してしまいますが、しかし塗装を自分でやれる環境が都内にはなく、また塗装用品などを自前で勉強して揃えるところから始まり、 実家などの広い土地までバイクを持って行って展開し、乾燥まで放置しってするととてつもない労力と時間とがかかってしまうので、塗装品質を考えても依頼した方が良いかなという判断です。 (値段以上に自分で弄りたいという気持ちがあるんですが、現実的には時間、場所、お金の制約が付いて回る)

ちなみに ST9000 なる塗装になった理由ですが、ダイヤモンドコーティングでは耐熱温度的に苦しい可能性があるということで、向こうから提案していただきました。 黒艶の程度は写真の通り Rebel 本体の車体にかなり近いと思います。おそらくですが車体フレームは艶ありのパウダーコート塗装でしょう(マット塗装のRebelについては不明です)。

塗装やマスク箇所のテインもしてくださる良心的な塗装業者さんと思います。配送時破損のトラブルについても丁寧に対応していただきました。

後日談:熱による塗装の劣化

塗装が劣化して白濁してきた様子

塗装の相談のときに「できれば艶が欲しい、耐熱性はどうか」という相談をしていて「概ね大丈夫だけれど、劣化するリスクはあります」という形で進めてもらいました。 残念ながらマフラーの分岐部分に関しては放熱が間に合わず、熱がたまりやすい構造のようで、半年ほど経って確認すると白濁してきてしまいました。

分岐部分や局所的な突起のないマフラーなら耐えそうですが、構造も考慮して塗装を考える必要がありそうですね。よい勉強になりました。 特別に目立つ場所ではなかったのが幸いです。