Insta360のアクセサリ評価

Insta360のアクセサリについて、いくつか導入してきたので私なりの見解をまとめておきます。
サーモグリップカバー
冷却用外装プロテクタですが、コスパについては微妙な所かなと思います。造り自体はすごく良いです。外装を守る効果も高いでしょう。
他方で冷却効果には疑問が残ります。執筆時点での最高解像度、8K長回しをしたい、スポーツやフェスなどの強い日差しの中で長回ししたい、なら効果があるかもしれません。
が、重要な撮影ならそもそもにして別の冷却設備を考えた方がよいんですよね。それくらい本体は熱を持ちやすいです。
また公式より下記の通りとされています。
- グラフェン由来の相変化材料(PCM)でできており、8K記録時にカメラの表面温度を最大7ºC下げます。
- 風のない環境でカメラが静止している状態での使用を推奨します。
- スキー、ウォータースポーツ、バイク、サイクリングなどのスポーツでの使用はお勧めしません。
- サーモグリップカバーは、見えない潜水ケース、万能フレーム、ウォータースポーツロープマウント、マイクウインドシールドと互換性がありません。
結構条件がややこしくて、例えば旅の記録用とかだと取り扱いがめんどい。ぶっちゃけそこまで細かいこと気にしなくても良いんですが。
あとはステッチングに影響が出るって書いてあるんですが、そこまで強い影響が出るとは思えないんですよね…。
結論、(リセールetc考えて)外装を守りたい、少しでも冷却性能をお祈り程度に期待する、ならありくらいで特に初心者なら優先度低めかなと。
スクリーンプロテクター

一般的なカメラなら懐疑的に思いますが、Insta360においてはスクリーンプロテクタはあった方がよいです。
外装保護ではスクリーンは守られませんから。露出している中ではレンズに次いでここが一番脆く、交換もできませんから守りましょう。
冷却用のプロテクタがx5から登場しましたが、これについてはどうせ張るならお守り的に冷却用プロテクタが良さそうです。
日の照りに対して強いらしいので、多くのInsta360ユーザの用途には合うでしょう。
まぁ正直冷却性能は知れてると思うので、特別長回しの予定もないし、お守りも要らんってことであれば、非公式の安価な物でもいいと思います。お好みで。
レンズキャップ

正直これは必須です。標準セットに入れておくべきかなとまで思います。レンズはずっと保護しておいた方がよいし、鞄とかで事故的に外れにくく、撮影時にはサッと取り外せる。
レンズガード

「標準レンズガード」で十分です。プレミアムは正直価格に対して効果が実感しにくく。私の経験的には映像にフレアが乗ってしまって、なんなら良くなかった。
x4まではレンズガードを使わなければレンズが傷んだ場合に公式に送ってサポートしてもらうしか対処がなく、 実際レンズガードがないRSシリーズを私は公式に送っています。
市街地だったらそうそうレンズを傷つけることはありませんが、自然系のアクティビティではどうしても不意の接触や落下でレンズを傷つける恐れがあります。
多少の映像の劣化は仕方ないにせ、旅先で致命的なダメージを追うくらいなら、ガードしておいた方がよいです。
x5シリーズから装着しているレンズガードが自動で検知されるようになったのは非常に良いですね。素晴らしいアップデートでお見事です。
また交換用レンズも販売されるようになりました。割高ですが、万が一レンズガードを取り外した状態で事故っても自分で即時修理可能なのは大変良いです。
結局のところレンズガードがない状態が一番映像的には綺麗な訳で、できるならレンズガード無しで行きたいのですから。