まだ間に合う! "撤退! mixi" を使って日記をバックアップしてから mixi を退会する

画像は 撤退! mixi より引用しています。

自分や周りのユーザの多くが mixi の利用を止めて別の SNS に移って行った、なんて人はいないでしょうか。 ID やパスワードを管理しておくのは大変ですし、今じゃいわゆる "炎上" なんてものも当たり前です。 mixi に限ったことではありませんが、利用していないサービスは早めに撤退して、こういったリスクを軽減したいですね。

私の場合、Twitter や Facebook などのサービスを利用し始めた頃から mixi のサービスは不要になりました。 そしていざ mixi を退会しようと思った矢先に、mixi にはバックアップ機能や外部出力機能が用意されていないことに気がついたのです。

例え捨て去りたい記憶が含まれているとしても、記録としては結構な量になりますし、どうにかしてバックアップが取りたいですよね。 調べてみるとバックアップ機能を提供するサービスがいくつか確認できましたが、適切に動作しないものもチラホラあります。 しかし1つだけ、2014年9月現在(初回執筆時)でも有効で、比較的使い方が分かり易いソフトを見つけました。 それが "撤退! mixi" です。

撤退! mixi 公式ページ

バックアップを急いだ方が良い理由・ソフトが使えなくなる理由

重要な情報ですから、先に話を出しておきます。 これを読んでいる方が、"撤退! mixi" を利用して mixi のバックアップを取れなくなっている可能性があるからです。 退会とバックアップは急いだ方が良いのです。これについては誤解を恐れず簡略化した説明にとどめておきます。 話が難しいと思ったら、読み飛ばしてください。

mixi に保存されるデータへのアクセス方法が変更される

Web サービスの多くは外部展開のために Web サービス上に保存されているデータを活用する方法を提供しています。 例えば、Twitter などでは、"Twitter クライアント"、なんてソフトができています。あれと同じです。

mixi 側がそのデータへのアクセス方法を "パターンA" から "パターンB" に変更してしまうと、 "パターンA" のアクセス方法で作られているすべてのサービスやソフトウェアは利用できなくなります。 そんなわけで、今使えるバックアップソフトが今後も使えるとは限らないのです。

"撤退! mixi" を利用してバックアップする

バックアップを開始しましょう。ソフトウェアをダウンロードしてきてインストールして起動します。 まずはログインの設定です。タブから 設定 の項目を開いて、mixi 会員情報 を入力します。 ついでに日記の保存方法などが表示されていますから、好みのようにしてください。 読み込みインターバル については、基本的には標準の設定のままにします。

ログインする

次に 日記バックアップ にタブを切り替えて、日記リスト取得 を実行します。 ログイン情報は先に入力しているので、mixi ID の項目は空欄のままで良いです。

ソフト下部のステータスバーにログインに成功が表示されるか確認してください。 ここからが重要なのですが、環境によっては1度でログインに成功しません。 私の場合には何度かやり直ししなければいけなかったり、1度でログインできたりマチマチでした。 エラー処理がどのように実行されているのか分かりませんが、PC ごと再起動すると接続するようになることもあります。

日記リストの取得

日記リストの取得が開始されると、読み込まれた日記の年月日が表示されるようになります。 日記の数にもよりますが 終了するまでは大変長い時間がかかりますから、気長に待ちましょう。 数年分なら1時間以上は覚悟した方が良いです。

また途中でエラーが発生することもあるので注意が必要です。 例えば、アクセス間隔を短く設定しすぎると、mixi 側からアクセスの数が多いですよ、と怒られます。 そのような時は 設定 のタブを開き、読み込みインターバル の項目を再設定します。 サービス終了などで取得できなくなっているデータについては、取得できません、と表示されるので、 その都度、了解して次のデータの取得に進める必要があります。

日記リストの取得中

日記リストの取得が完了すると、次の図のように取得が完了したことが通知されます。 データを取得しただけでバックアップとダウンロードはされていない点に注意してください。 バックアップ開始 からバックアップを実行します。

日記リストの取得完了

バックアップを実行し、完了します。(バックアップとはつまりダウンロードのことです。)

バックアップの開始と完了

バックアップが完了すると、Web ブラウザなどで開くことができる HTML ファイルと呼ばれる形式のファイルがダウンロードされています。

ダウンロードされたファイル