ロアキュタン・イソトレチノインの服用記録
執筆時現在で日本で認可の降りていない薬品の内容を含みます。内容をそのまま受け取ることはせず参考程度にし、 興味のある方については医学的な知見のある方にご相談するようお願いいたします。
ロアキュタン(イソトレチノイン)は、ニキビなどに聞くとされる飲み薬です。 日本では認可されておらず、美容皮膚科などでのみ医師から販売してもらえます。
米国などでの認可薬ではあるため、やろうと思えば(比較して安価に)個人輸入が出来るようですが、 副作用などの都合から、個人的には少なくとも最初は美容皮膚科で処方してもらうのが良いと思います。
先に結論ですが、私にとっては効果がありました。
中学頃からニキビ(?後述)に悩まされ、当時はやたら刺激の強い何かの塗布薬を渡されるも効果がなく、 その後も色々試すは良いが回復せず、大人になっても変わらずでした。
どれだけ衛生面に気を使おうが、洗顔や何やらあんまり気にしすぎるから良くないであるとか、 皮膚科に行けとか、色々言われてやってくること20年ですが、ようやっと解決を見た気がします。
皮膚にはそれなりの跡が残りますし、一番気になる中高大学生の頃に出会いたかったですね。 大げさに思うかもしれないですが、人生がまた違った気がします。
自分が人のそれを見てどうこう思うことはないですが、自分で自分自身を他人と比較して醜く見えてしまいますからね。 綺麗で合ったらよかったのになと思うことは幾度となくありました。
まぁちゃんと婚活するなら見え方変わるだろうし、途中で気にしなかったこともありますけど、 やっぱり気になるしで手を出してよかったです。
なお厳密にはニキビでない出来物をきっかけに通院した結果として勧められたもので、 それまで知りもしませんでしたから、完全なる偶然ですけれども。結果として併発していたニキビも消えました、というのが正しいお話。
記録と所感
写真などでの記録を残していればよかったんですが、服用開始当時は仕事が繁忙期で叶わず。 代わりにツイッターで継続的に記録を残していました。スレッドに経過が続いています。
https://x.com/XJINE/status/1867429360955011526昨日唇の割れと乾燥が進んでペリペリ剥けるようになった。鼻腔の乾燥も三日前くらいから自覚が出て二日前から気になり昨日やや出血。
— JINE (@XJINE) September 7, 2024
初期に出ていた光や影が走ってたのはシンプルに当時の自分が疲れてただけな気がする。
鬱の症状が出ることがある、倦怠感が出るなどの副作用があるとされていましたが、繁忙期であるために確かなことは言えず、結果としては肌の乾燥だけが著しく発症したとだけが分かりました。
唇に始まり、鼻孔に続き、最終的には腕などの皮がむけるようになりました。鼻孔については渇きから鼻血が出るようになっていましたね。
記録を追ってみると、服用を開始してすぐに乾燥が著しく出てるようでした。 他方で振り返ってみると効果は2週間もすれば実感するくらいだった気がします。
服用停止から2か月程度で乾燥症状は見られなくなっています。 副作用の都合、服用を止めてから半年くらいは制限事項があったり経過を見る必要があるのですけれども。
服用停止後からはチラホラとニキビや元々の症状も見られることがありますが、比較してかなり軽微です。
分かりきっていたことではありますが、私の場合は強いストレスを受けているときにかなり影響が出ます。 これはもう薬を継続的に服用していないと避けられなさそうで、受け入れることにします。アレルギーみたいなもんです。
皮膚科で紹介されない難しさ
しかし1か月2か月で効果は感じるもので、半年以内にこれだけ治るなら、もっと早くに出会いたかったと繰り返し記録しておきます。
凡そ私には即効性のあるものでしたから、それだけ強力な薬で中々認可も降りないんでしょうけど、将来的には日本でも認可されてほしいですね。 何より皮膚科でこの手の情報をきちんと落としてほしい。
当然ですが、皮膚科で一般的に提供される塗布薬の類もずっと使っていました。ベピオとかetcね。 いずれも効果があらず、されど皮膚科に行けば継続的に提供され続けます。これ以外に手段がないっぽいですもんね。
皮膚科で提供されないにしても、同種の悩みを抱えてる患者に対し、 提案できるような医療体制であればよいのでしょうが、色んな制約の都合で難しいんだろうなぁとも思います。
研究や検証が十分でない民間療法を提案する医療体制というのは問題がありますし、リスクの方が大きいなんてこともざらにあります。 なによりコストもかかりますからね。それに乗じて詐欺的な話も多くあることでしょう。
したがって一方的に悪いことであるともいえず、こればかりは解決のできない話ですから、 将来同じような悩みに当たる人にとって良い選択肢が増えることをただただ祈るばかりです。