カトラリー「竹俣勇壱 ryo」

猿山修さんがデザインを行い、新潟県燕市の田三金属がプレス加工したものに、竹俣さんが古色仕上げ(焼き入れ)・監修をしたカトラリーシリーズです。「ryo」は、手掛けた3人のイニシャルから。 金属加工、カトラリーの産地として有名な燕三条で、カトラリーの生産が始まった当時(明治期)の古い金型を元にデザインされています。

竹俣勇壱さんの作品として販売・展示されていますが、実際には3人の方が関わってるそうです。

古い金型を採用し、エイジング加工を施したこれらのカトラリーは、ビジュアルが滅茶苦茶カッコいいです。 それ一点で手に取ってみる価値はあると思います。

他に個人的に評価したいのは、とりわけ用の大物のカトラリーも用意されていることです。特にケーキサーバーとか珍しい。 統一できるのは嬉しいし、いずれもビジュアルがとても良い。

ただ結論として私は手放してしまいました。それは私にとっては口が分厚すぎたためです。

器からすくい上げるときにカトラリーの角度を大きくつける必要はあるし、そもそもすくえなかったりします。

フォークなども同様で、先端がかなり分厚いです。身を崩したりするのには良いんですが、崩したくないときは不便になりがち。

厚みもあるので全体的に重くはあるんですが、重心が良いのか、重さや取り回しの悪さはあんまり感じないです。ただ1点、とても分厚いとだけ。