東京近郊でのスカイダイビングの体験が良かった
ふるさと納税を何に使ったものかと思案していたらスカイダイビングが見つかったので行ってきました。 周囲もどうでしたかと聞いてくるのはもちろんですが、体験がすごい良かったのでシェアしたくて書こうと思い立った次第です。
他方、団体規模が大きくないため、トラブル回避というか、体験にかかるまでに注意しておくべき点をまとめる目的もあります。 折角良い体験だったんですが、ちょっと癖があります。
お世話になったのはスカイダイビング藤岡さんです。日本で一番長いフリーフォールが体験できるとのことで、 落差が3600m~4000m、私の場合は50秒弱くらいのフリーフォールでした。北千住から1時間30~2時間くらいなので東京からもアクセスしやすいです。
注意事項は常に公式ページを確認するようにしてください。
微妙にネタバレを含むと思っています。慎重を期したい方、不安がある方、スムーズに体験したい方のみ閲覧を推奨します。
交通手段は電車とタクシーが良さそう
土日に行く場合は送迎バスも出ていますが、私は平日に行きました(送迎バスは要事前連絡)。
車で来場する場合の場所の案内は公式ページにありますが、いくらかの理由で車をお勧めできないケースがあります。
まず道中狭い場所があります。対向車と譲り合いできたり、運転に慣れてる人でないと辛いなと思う場所があります。 車幅が広い車は避けた方がよさそうです。単にナビなどで道が分かりにくいケースがあるということもあります。
「運転手が飛ぶ場合」も避けた方が良いように思います。飛んだあとは興奮状態になりますし、気圧の都合で耳がツンとしたりする時間が長くなります。 自分も耳抜きはできる方ですし、実際上空でも降りてからもしましたが、やっぱりちょっと違和感がありました。
共に何回か慣れればどうということはないのでしょうけど、初見の場合は避けた方が良いです。
これも公式に案内がありますが、駅を降りてすぐのところに「藤岡タクシー」があり、 スカイダイビング会場へ、と言えばすぐに連れて行ってくれます。
(私が行った2022年時点では)現金かPaypayでクレジットが使えない点に注意です。片道2100円でした。 帰りは会場から電話をかけて会場から駅まで送ってもらいます。
問い合わせはメールで
電話での問い合わせ先が記載されていますが、基本的には電話は繋がらないものとして考えた方が良いです。 電話よりメールの方が対応が速いです。小規模団体で運用されているので、一般的な観光施設のような手厚いサポートを期待してはいけません。 (これは言葉が悪く聞こえるかもしれませんが、そういう意図はないです)
天候が悪そうならすぐにリスケ
天候が悪い状態が予想されるときキャンセル料を払った方が速く、都合が良いケースがあります。私の場合はそうでした。
開催するかしないかは当日の朝までに連絡があるのですが、どっちになるか分からないとき、移動中に中止の連絡が来ます。 移動や宿泊にかかる料金がかかってしまうので、天候不良が分かったタイミングで、キャンセル料の1,000円(執筆時)を払い、次のスケジュールを確保したほうが良いです。
移動料金や時間、良い天候状態で飛べることなどトータルを考えたらリスケしたほうがお得。
さらに平日でも結構スケジュールが埋まっていて、都合の良いスケジュールの再確保が難しいので、早く決断したほうが有利だったりします。
あと私が体験したときは風が強かったんですが、飛ぶことができました。天候が良くても風が強い場合は飛べなかったりするみたいです。 タクシーの方にも今日は飛べてよかったねと話を振られました。
午前の時間帯の方がよさそう
見晴らしのよさの都合からか午前中推奨みたいなことが公式にも書いてあったと思いますが、午前中の方が良いと思います。 慣れてる人ならともかくですが、分からないので、時間に余裕を持って食べるじゃないですか。食べる内容も考えたりとか。 午前中の内にサッと飛んで、ご飯食べるようにした方が良いと思います。
軽食は持ち込もう
駅周辺、会場周辺には何もありません。軽食は持ち込んだ方が良いと思います。ご飯を早いうちにとって胃の中を少なくした状態で飛ぶと、帰りまでの待ち時間ですごくお腹すきます。 エネルギーバー的なもの持ち込んでてよかったです。
飲み物については温冷どちらも出るウォーターサーバーを用意してくださっていましたが、持ち込んだ方が無難かも。
会場にはトイレがありません
これ超重要なんですが、基本的に、会場にはトイレがありません。一応できなくはないんですがお察し、と言ったところです。 当日の連絡でも駅で済ませるように連絡があります。そういう意味でも余裕を持って移動したほうが良いですね。
同じ枠で1陣2陣に分かれるかも
私は10時の枠に参加したのですが、9時40分頃に到着して、同じ枠の一番最後でした。 先に到着してた人たちはすでに事前レクチャーを終えていて、私一人で受けることに。
このとき「早くして」みたいな対応だったのだけがちょっと残念でした。 実際のところ小規模団体だったのでやむを得ないし、どのグループが仲間内なのかも分かりにくいので致し方ないとは思いますが。 ※基本的には親切でしたよ
一陣が飛んで降りてきて二陣が飛ぶまでには結構な空き時間があります。45分から1時間くらいを見積もってもよさそう。
酔い止めは持ち込んだ方がよさそう
「普段乗り物に酔わない人も酔うことがあります」と書かれてたので、人生で初めて酔い止めを買っていきました。功を奏したのかは定かではないですが、酔わずに済みました。 同じ2陣で飛んだ方も「普段は酔わないけど酔った」と言ってたので、飲んだ方が良いかもしれないですね。
当日の情報
ここからややネタバレ色が強くなります。
当日の受付はここです。書類と料金(現金)を提出します。私の場合スケジュールの都合で先にレクチャーを済ませてから受付しました。
レクチャーはトラック上の設備にある映像を見るところから始まります。 このトラックに小さい鍵付きロッカーやウォーターサーバー、タクシーの電話番号などいろいろ書いてあります。
次はベンチに腹ばいになって、飛び出しのやり方や空中姿勢、出される合図などを確認します。映像講習と合わせて20分~30分くらいと思います。
奥のトラックの方でジャンプスーツのレンタルやハーネスの装着を行います。 着地や装備設定の都合で、進入禁止エリアの説明も受けます。
ちなみに手前にいる方々は新郎とご友人一行で、結婚式用の映像を撮りに来たそうです。 彼の映像も見せてもらいましたが、私たちと一緒に飛んでくださった方、慣れてるせいかかなり腕が良くって使える映像しかなかったです。
当日その場で映像が確認できるように機材が用意されています。 もし時間が惜しかったり荷物に余裕があるなら、SDカードの中身が確認できるノートPCとか持ち込んでもよかったかも。
映像の確認は順番待ちになるし、再生に成功するまでに時間がかかったりもします。 自分みたいに外カメラをオプションで付ける人はSDカードの枚数も増えますしね。
出発地点はレンタルスペースのすぐ左にあって、ちょこっとだけ車で移動します。 着地地点もすぐ左です(なので広場ですが進入禁止)。
痛くないの?
写真お見苦しくてすいません。事前申請にも書かれてますし、当日レクチャーの場所にも目立つように注意書きがありますが、脱臼経験ありの人は事前に相談する必要もあるし、気を付けた方がよさそうです。
当日はアドレナリンが出てたのか全然気にならなかったんですけど、やっぱりパラシュートが開いた瞬間に結構な圧がかかるみたいで、肩口にバチっと跡が付きました。別に残るようなものでもないですけどね。 近く肩を露出する予定がある方、特に女性かな?もしかして注意したほうが良いかもしれません。まぁ私とタンデムの方とで結構な体重があったせいかもしれないですが。
なお腰痛持ちでしたが翌日以降もダメージはなかったです。どっちかというとフリーフォールの後のパラグライダーで、股下のハーネスが痛かった>< ぎっちり固定してるので仕方ないですね。
怖くないの?
私ちょっと弱点克服のつもりで行きました。ゲームなどで落下する表現が苦手なのです。観覧車は平気。ジェットコースターは乗れるし楽しめるけど怖さを感じてる、って感じです。
実際のところ、怖くなかったです。映像でも終始笑ってますね。タンデムで飛んでくださった方が上手だったのかもしれません、安心感がありました。それかもうアドレナリン全開になって麻痺してたかですね。
怖さを感じる人は飛行機の時点で怖いと思います。上の写真、一見すると水平に見えますが、今見えてる画面を水平としたときに、下方向に急激に傾いている状態です。 もうちょっと緩やかに旋回していくのかと思ってましたが、想像以上に急上昇でした。掴んでないと体が滑り落ちていきます。
今度は夏に飛んでみたいですね。もっと風を感じてみたいです。