LEXDRAY Mont Blanc Pack バックパックの記録
ルックスとスペックに惚れてLEXDRAYなるブランドのMont Blanc Packを6年ほど使っていたのですが、 良いところなどをまとめておき、将来的な選択のためのヒントとしておこうかなと思います。
重い素材が残念
public より引用。背負った製品のルックスもかっこいいです。
情報量が少ないので先にざっと残念な所を上げておきます。
細かいことは追ってレビューで紹介しますが、最も欠点としてあげなければいけないのは「重い」ことです。 容量28Lのサイズで2.04kg。このバックパックを背負うだけで背中に2Lペットボトルを感じることができる、とすれば想像つくでしょうか。重いんですよね。それが欠点。 ウェストのベルトが取り外せたりもするんですが、それにしても重い。
ベースが1680Dナイロンという強固で撥水性も高い素材であることを考えるとやむを得ないんですが、タウンユースならもう少し手加減されてもよかったかなと思います。 すぐに後述しますが、底面をもっと強化して欲しかった。
残念ながらブランドは消失してしまって、二度とこのバックパックには出会えなくなってしまいました。 機能をブラッシュアップした後継機を期待していたのですが、叶わなくなりました。
一応公式の文句をAmazonの販売ページより引用転載します。
【LEXDRAY(レックスドレイ)】デザイナーのALEX DRAYER(アレックス・ドレイヤー)は自分自身の長年における旅の中で本当によいバッグに必要な事は何かを理解するようになり、自らバッグをデザインするに至ります。日本の職人技とそれに基づく優れた製造技術に触発され、「function」「style」「quality」「innovation」の四つの信念に忠実にバッグを作り続けています。主に1680Dナイロンで表現されるそのバッグコレクションは存在感を感じさせる完璧なプロダクトとフォルムでありながら、使い手の立場に立った機能性にも重きを置いています。
やはりガタイの違いが出るのか、アジア圏の人種ではちょっと重いなぁってなるんでしょうかね。
PC収納スペース
買い替えるきっかけになったのは底の破損です。直して使ってもよいのですが、色んなデザインや機能に触れたいので買い替えることにしました。 反対側の角もやられていたのですが、基本的にはパソコンなどの重たいものを底をつくように収納すると、こういった負荷のかかりやすい角からダメージが行きますね。
実はPC収納スペースというものはきちんと用意されていて、このバックパックに出会ったのもそれがきっかけでした。 ただこれがカバンの横からしかアクセスできなくて、メイン収納スペースに入れ続けた結果、底面破損という形に。
肉厚でかなりクッション性が高く、中身は起毛で傷がつかないというデザインはかなりよいです。 別途PCスリーブを用意しなくてよい、という点では最高の機能でした。パソコンの持ち運びの有無次第ではありますけどね。
これが「横から"でも"アクセスできる」だったらよかったんですが、残念ながらそう上手く行かず、 PCも13インチなら余裕なんですが、15インチだと頑張って入れるみたいな感じでちょっと使いにくいという、なんとも惜しい機能です。
MacBookAirとかならスルッと行けたんでしょうけど、生憎私たちはグラフィクスやるし、MacBookProにしても15は同じような問題が起こるでしょう。
豊富でアクセスしやすいポケット達
ポケット数はかなり多く、これがまぁまぁ便利でした。またすべてのポケットが止水ジップという点はよいですね。スペック重視の人は特に。
上部ポケットは、カバンを前にしたり下ろしたタイミングで一番アクセスするポケットです。 よく取り出す小物類を収納するために使えます。後継となるバックパック選びに重要視する程度には、よく使いました。
PC収納ポケットと同じく起毛になっているので、傷つけたくない時計なりアクセサリ類なりスマホなり、あるいはよく取り出す財布や鍵なんかを入れられる。 と思いきや、ここに鍵を釣るためのフックが付いていて、起毛の意味ないやん、とちょっと思ってました。これはちょい減点。
外装ポケットは表側に3か所ありました。これらは止水ジップである点以外は可もなく不可もなく。 ティッシュやら飴やらチケットやら、小さく薄目の物を詰め込んでおけるので、デザイン殺さない程度のポケットはあった方が良いなぁという印象です。
出先でちょこっとした何かを入れておき、さっと取り出す用の役割。
サイドポケットが良いデザイン
外装として扱えるポケットに両脇のポケットがありますが、こちらは良いデザインでした。 これが付いてると、ルックスに少々野暮ったさが出てしまうので、ルックス気にする人は悩ましいところですね。
ただやっぱりドリンクボトルや傘などを一時的に突っ込んでおけるのがよいのです。 素材が本体とやや異なり、少し伸縮性があるので、きっちりホールドされるのが良い。
またボタン付きのフラップ(フタ)が付いてるので、小物を入れておいても飛び出さない。 多くのバックパックでは、フタが付いていないことが多く飛び出したり、伸縮性がなくスルッと抜け落ちたりしてしまうようなデザインがありますが、 これは大変すばらしい。
一方で底に砂や水の抜け穴がデザインできていなかったのが残念です。まぁコストの問題などもあるし致し方なしですかね。
私はビニールや紙ゴミなんかを入れたりしてました。フタ閉じれるしアクセス早いし、背負ったままでも触れるしで、かなり良かったですね。
内装はふつう
内装ポケットはいたって普通です。ちょっと細かく分けすぎかなと思うくらいでした。 細かく分けられすぎると、入れられるサイズが限定されてくる。
ただこちらについてもすべてのポケットにフタがあるのは好感が持てます。雑においても中身が散らからない。 小さいものほど散らばって欲しくないわけで。
防水、防塵目的で、内装の口はドローコードで絞ることができるようになっています。 私の場合はほとんど開口しっぱなしでしたが、天候選ばない点ではついていた方が良いのかも。
やや話が内装から飛びますが、ある程度の防水性能のある素材、止水ジップとが採用されているものの、 上乗せして被せる防水カバーもついていました。外装の下ポケットでずっと眠ってて、ついぞ出番はなかったですね。
防水性能の強度については、タウンユースか、ハード・アクティビティ(登山とかetc)ユースかで、割り切って考えた方がよさそうだなと思います。 このバックパックは明らかにタウンユースに向けて作られているので、これは不要だったかも、その分他にコスト回してほしかった。
隠しポケットも多用だが
背面には隠しポケットが付いています。国外においてはパスポートとか現金とか、重要なものをここに入れておくのが良いんだろうなと思って、事実そのように使っていました。 バックパックの表側は引き裂いてスられるなんてこともありますしね。
ただ一度バックを着脱しないと開けないのは少々不便です。カバン毎持っていかれる可能性まで考慮すると、 ちょっと預けてってときにでも、重要なものはボディバックとして別途に小さく携帯したほうが良いですしね。
そうなってくると、この背面の隠しポケットはちょっと使いにくいかもなぁといった感じ。 薄型の物を入れるでないと、背負い心地も悪くなります。活用が難しいです。
バックパック1つがいいってときには、セキュリティ高めなので、利用者を選ぶといったところです。 しかし確かにアクセスしにくいし、開きにくいポケットでした。
他に背負うストラップ部分にも隠しポケットが付いているのですが、これ鍵くらいしか入らないし、キーケース持ちだったので、ロクに使ったことないです。 鍵ここで入れられるなら、上部ポケットの起毛部分からフック無くせよ、と思わないでもないです。
利点としては、背負ったままアクセスできることでしょうか。本当に鍵だけ目的です。割り切れば使えるのかも。