フラットランドスキム Victoria Slider 初心者のレビュー

Victoria Slider のイメージ。

2015 年の夏に「スキムボード」に新しく挑戦してみました。スキムボードはサーフィンを簡単にしたものと言えば良いのでしょうか、 あるいは海や川などの浅瀬で滑る、スケートボードやスノーボードに近い感覚です。 もしかすると浜辺(ビーチ)などで乗っている人を見かけたり、貸し出しているのを見たことがあるかもしれません。

文字で説明するのも難しいので、動画を見て貰うのが早いです。

スキムボードと呼ばれるボードには大きく 2 種類あってフラット(ランド)スキムか、あるいは単にスキムボードです。 フラットランドスキムボードは波打ち際まで滑らず、薄く水を張ったような陸上で滑走します。 場合によっては海辺じゃなくても滑ることができるようなボードです。

一方で、単にスキムボードと呼ばれるボードは、浜から走って行って波打ち際で折り返すボードです。

結局のところ滑れるのか

初めて購入したのがこのボードなのですが、結論から言うと「滑れます」。ただし 1 時間 ~ 2 時間の練習が 3 回位必要です。 間が空けばもう少し時間がかかるでしょうし、若かったり運動神経が良かったりすればもう少し早く乗れるようになるでしょう。

初心者向けであるかどうか

動画で見る以上にスキムボードは難しいです。最初はどの製品を購入しても滑りにくいと思うかもしれません。 ここで紹介する商品が初心者向けかというと、微妙なところです。

乗れるようになった今だから分かることですが、デッキパッドと呼ばれるゴム材の滑り止めが必要です。 サーフィンなどに使われているものがそのまま流用できます。

後に続く外観レビューにも少し書いてありますが、この製品は、デッキパッドの代わりに?わずかに凹凸のあるコーティングが施されています。 一度乗れるようになればこの凹凸だけでも十分に滑ることができるのですが、初心者には少々不安です。

スキムボードは性質上、水で濡れた上を走って飛び乗る必要がありますが、 飛び乗る際にしっかりとグリップして滑らないようにしてくれる方が安心感があり、練習しやすいです。

私の場合には 1 度目の練習の後にデッキパッドを張りました。安心感があります。表面の凹凸を無視して張っても問題ありません。

デッキパッドのないタイプの製品がいくらかありますが、初心者であればデッキパッドの付いた製品か、あるいはデッキパッドを合わせて購入したほうが良いです。

(こちらは通常のスキムボードで、フラットスキムではないです)

スキムボードとフラットスキムは違うのか

フラットランドとスキムボードは全然異なる競技だと思っても良いと思います。ボードの質がまず違います。

フラットのボードは硬く、多少障害にぶつけてもへこたれません。その分浮力に乏しく重いです。 通常のスキムボードのように波打ち際まで乗っていくのは難しいです。上手い人でも困難でしょう。 波打ち際が浜から近ければどうにかなるかもしれないですが、そうして遊ぶつもりなら普通のスキムボードの方が良いです。

一方でスキムボードの方は軽くて浮力がありますが、フラットのボードと比較して柔いです。 木材を使って飛び跳ねるようなトリックは絶対にやってはいけません。川や浅瀬で遊ぶのも難しいでしょう。 ただし砂浜で滑る分にはフラットと同じようなことができます。

Victoria Slider の外観レビュー

スキムボードの有名なメーカの1つが「Victoria」です。フラット用のスキムボードも通常のスキムボードも作っているようで、 有名ブランドのわりに比較的安価に入手できることと、見た目の木材感が好きなのとで、入門用にこのメーカの「Victoria Slider」を購入しました。

SLIDER - VICTORIA SKIMBOARDS Victoria Slider の全体像。

ボードの全体像です。この木目調のボードが好きでこれにしました。 他に有名なメーカがあるのですが、木目調の物が当時は見つけることができませんでした。

Victoria Slider の製品パッケージ。

製品パッケージです。残念ながら MADE IN CHINA です。

Victoria Slider の背面。製品情報が書かれたラベル。

製品背面にあるラベルです。身長や体重に合わせてボードのサイズを変える必要があります。これは他のボードスポーツと全く一緒ですね。

もし興味がある方がいらっしゃって、いざ購入する際には、身長や体重とボードの情報を検索することをオススメします。 余程高身長でもない限り、フラットランドの場合にはあまり影響がでませんが、それでもサイズがあってる方が滑りやすいでしょう。 子供向けはまた別のサイズになります。

ちなみに背面にあるこのラベルですが、滑ってるうちに削れて消えていきますから無理にはがす必要はないです。

Victoria Slider の後部の詳細。わずかに地面から離れるように反っている。

先端部と後部はわずかに反りあがっていて、滑走時に接地面を減少し、滑りやすくしています。 またボードを回転させたり、スケートボードのように跳ね上げたりするためにもこの "反り" が必要です。

Victoria Slider の背面。ところどころに木材の節がある。

購入したてで滑ったこともない状態なので気になって写真に収めたのですが、背面にはわずかに木材や塗装の節がいくつかあります。 これがチャイナクオリティか、と思いましたが、素材の問題もあります。

この程度の節に関しては滑走時には全く問題になりません。エラー品でもないですのでご注意ください。

Victoria Slider の表面。わずかに凹凸のあるコーティングが施されている。

他のメーカの製品では、表面に滑り止め用のゴム材(デッキパッド)が張ってあったりするのですが、 このボードの場合にはわずかな凹凸がコーティングされている状態になっています。 この凹凸だけでも滑れないことはないのですが、結局後からデッキパッドを張りました。