ENDURANCEのシートでRebelの座席を高くする

図をクリックすると大きくなります。左がENDURANCEの嵩上げシート、右が標準のシートです。

ガンファイターは脚が辛い

全体像。

以前は台湾にあるZeedPartsさんからガンファイターシートを輸入して使っていました。 何度もフォトショで完成系を検討したので、見た目は最高に好きだったのですが、1つ問題がありました。

私の身長175cmあるのですが、Rebelの車高はかなり低いので、脚がちょっと辛いんです。 具体的には脚の付け根、腰の両脇です。ここがすぐ凝るし、吊りそうになるんです。 身体が柔軟だったらよかったんですが、年齢と職業考えると限界があり、タンデムしたいってときもちょくちょく出てきたので、標準のシートに戻しました。

ガンファイターと標準のシートとの違いですが、ガンファイターのシートは、後部が反り返っていて、後ろの方に腰掛けられないんです。 そうすると真ん中から前の方に座る必要があり、脚の付け根から負担がかかるのです。

標準シートだと、かなり後ろの方に腰掛けることができます。

ENDURANCEのシートで解決を図る

問題を解決するには、シートの高さを上げるか、あるいはフォワードコントロールにするかです。

フォワードコントロールは導入コストが高い他に、できるだけRebelの特色であるミッドコントロールを残したかったので、 今回はシートで解決することにしました。

ENDURANCEのシートは座面を3cm程度上げてくれるほかに、標準のシートと同じく、シートの後ろの方に座ることもできそうだったので、 導入してみることにしました。

ENDURANCEのシートの細部

左がENDURANCE、右が公式です。ENDURANCEは公式のシートに対し、いわゆる「あんこ抜き」の逆「あんこ増し」をしています。 ウレタン素材を独自に立体整形して、再度裁縫しているようです。

注意点として、旧型のRebelとLEDになった新型以降のRebelとでは、シートの形状がややことなり、 積載工具の収納などが変わるようです。詳しくは公式の商品説明を参照してください。

再度の再訪の際には黒いホチキス止めしてくださってるようで、この点には好感を持てます。錆が出にくそうだし目立たない。

逆に製品的に改善を期待したいのは取り付け部品です。標準のシートを改造したものなので、基本的にはネジなどをそのまま使うことができるんですが、 シートに付属するゴム部材などは、シートに取り付けて同梱して欲しかったなぁと思います。

標準のものから頑張って取り外し、ENDURANCEのゴムに取り換える必要がありました。やってやれないことはないんですが、 このゴムさえついていれば、もっとスムーズなのに、といったところです。

標準ポジションに座っても負担は軽減された

何度か走ってみましたが、わざわざ後ろの方に座らなくても、脚が辛くなることは減りました。 長期の走行だとまた変わってくるでしょうが、スッと標準的なポジションに座っても、違和感は小さいです。

ただやはり後ろの方に座った方が楽は楽なので、3cm程度では「劇的には」改善しないんだと思います。 これを改善しようと思うと、さらに高さのあるシートを作るか、あるいはフォワードコントロールにするかですね。 (車高を上げてもブレーキやフットペダルまでの距離は変わらない)

これ以上高さを上げる方向性については、Rebelのルックスには合わない気がするので、現実的にはフォアコンでしょうか。 ただ今回の経験は、将来的な次のバイク選びにも影響してきそうで、よい経験になりました。