エアウィーブと西川AiRポータブルの比較レビュー
AiR-SIのレンタルからAiR-SXの購入までは西川AiRポータブルを、2か月の北京出張にはairweaveポータブルminiをそれぞれ使ってみました。
出張や屋外には airweave が良い
まずはサイズです。元々AiRポータブルを持ち運ぼうとか考えてたんですが、やっぱりちょっと大きいです。 AiRにしてもairweaveにしてもポータブルmini(slim)サイズならスーツケースの短辺に乗るくらいのサイズになります。
そして買い足して比較してみるとくれば、西川ではなくairweaveにしてみようとなったわけです。 決定打は写真のように椅子に使えるってシーンを見せられたからなんですよね。
多階層ウレタンスポンジの西川AiRでは折れが著しくて、同じような使い方はできないと思います。もちろんairweaveもそれなりに耐久度は落ちると思いますが、 クッション性や素材性質のことを踏まえても、airweaveの方がこの使い方については優位でしょう。
元々ホテルで作業したりすることがあったり、今回は10日間の隔離生活も予定されていたことから、 椅子の高さを合わせられるairweaveが良いんじゃないかと考えてたんですが、ドンピシャでした。
ふつうにベッドに敷いて硬さを緩和したり、あとはリングフィットアドベンチャー持ち込んでたので、 ヨガマット的にも活用してました。腹筋したり床に座る形の運動には丁度良かったです。
ただベッドに敷くには左右幅がやっぱり物足りないですね。 首回り腰回りには足りますが、肩周りには足りないですし、布団からずれると意味をなさないです。
ベッド向けの用途を手厚くするなら、いずれのポータブルにしてもフルサイズがよさそう。 ただやっぱり持ち運びがちょっと大変です。空港ー自宅・ホテル間の移動で荷物を運んでもらったりできないようなら、フルサイズはちょっと大変。
滞在期間が長くなるようなら、また話は別かもしれませんが。椅子のことも踏まえて、自分は基本的に小さい方が良かったです。
西川AiRポータブルはスポーツや屋内向け
西川AiRポータブルについては自宅でのみ使ってきたんですが、自分の中ではちょっと良い印象が少ないです。 結論から言うと、"屋外"利用想定ならairweaveが良いと思います。
まず比べるまでもないですが、元々ベッドマットレスとして開発されているAiRを体験していると、ポータブルのクッション性には感動がありません。 凹凸によって血流面では優位があるかもしれませんが、基本的には安いベッドマットレスや床そのままよりは良い、という程度です。
ただこれについてはairweaveもクッション性に優れているわけではなくて、わずかにAiRの方が良いだろうかなぁというくらい。 ポータブルに期待できる性能はまだまだ高くない。
ポータブルはウレタンにこのカバーです。ポータブルSlimはフルにカバーされているのですが、 機能性を見せたいのか、フルサイズのポータブルではAiRの一般的なモデルと同じでメッシュデザインです。
これビジュアル的にもダサいと思うんですが、ポータブルにおいてはゴミやダニの侵入を許しやすくて、不利に働くと思うんですよね。 ポータブルSlimではメッシュがないのですが、差し引いてもウレタンスポンジになると、屋外利用を想定するには洗浄がしにくいなぁという印象が拭えない。
例えばキャンプユースや出張ユースなら、洗浄がしやすく、汚れが侵入しにくいairweaveが明らかに素材性能面で優れてるでしょう。 特に国外、最近は国内においてもダニの怖さが広がってきてますし。
またポータブルは恒常的に使うものでもないでしょうし、収納時間が長くなりがちであることを踏まえても、airweaveの洗浄のしやすさは有意と言えそうです。 通気性もよいのでカビや臭いに対する耐性も高いでしょうしね。実態としては、ウレタンスポンジでも十分ケアできるのかもしれませんが、明らかにより良いでしょう。
留め具についてもデザインされてるんですが、その良し悪しは置き、ポータブルに至ってはポータブルに振り切ってコストダウンして欲しかったですね。シンプルに黒布でよいです。
西川AiRの総括ですが、収納性の良さはあるので、車中泊や急な来客用、屋内スポーツでのストレッチ・ケア用などでは有用かもしれない、といったところです。 屋外や清掃面を考慮すると、airweaveの方がポータブルとしての優位性は高いような気がします。
ここで述べたメリットデメリットについては、仮に西川AiRポータブルSlimでも逆転しなさそうです。
ただ仮に私がプロスポーツ選手とかであれば、ある程度の使い捨てやヘビーユース、移動コストも踏まえて、少しでもクッション性の高い西川を選ぶ可能性はあります。 それなりに悪いように書いていますが、私のユースケースに合わなかったということです。
トランジットや荷物にするの辛いかも
1年半後くらいの追記です。エアウィーブポータブルを使ってたんですが、トランジットのある出張に持っていけないなってなりました。 なぜならスーツケースと分けるとロストしそうなんで。
一応スーツケースの中にも入れられるんですが、86Lスーツケースの片側をほぼ埋めきっちゃいます。
毎回に預け荷物2つまで無料とかとも限らないですし、なかなか持ち運びはプロでもない限りは難しいなってなりました。
空気を入れて膨らませるような、そういうマットレスがあったら、スペース問題は解決するかも。