時計選びの記録(ブレゲクラシック編)

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ブレゲのクラシックめちゃくちゃ好きなんですが、いかんせん自分の腕に乗りつつ、本当に構成要素全てが好きな物が中々ないな、の記録です。
先ずは冒頭のエナメルダイアル。これ本当に好きなんです。エナメルだしすっと伸びたブレゲ針が美しい。特に秒針。 ブレゲ数字にコインエッジに超薄型で、これについてはダイアでベゼルの傷も目立たないし、ダイアがあってもダイアルがシンプルで華美じゃない。最高じゃないですか。
ケース径以外は。
38mmのケースでこのベゼルの薄さだと私の腕には乗らないんですよ、ラグラグが乗っかっても大きすぎる。これで35.5mmとかだったらもう完璧すぎて言うことなし。 そんなものは存在しないわけですが、昔の貴族がオーダーメイド(ビスポーク)で時計を作らせていたのが良く分かりますね。
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WATCHINIAN, タイムトンネル より
そういう訳で35mm径のちょっと古いブレゲ。針が多数伸びている当たりがブレゲらしいんですが、ちょっと構成要素のレイアウトのバランスが悪いかもなぁという。
最近のケース径が大きくなった後継モデルも同じ構成要素で出ていますが、パワーリザーブがインデックスに食い込む形になっています。
あとはリューズがケース径に対して小さいのも気にかかるし、こっちはマストじゃないけど、折角のブレゲのドレスなのに裏スケじゃないのも勿体ない。
ケース径は完璧なんですけどね。ギョシェのパターンがいくつも見えるのもいいし、レアうとのバランスって言ったって別に完全におかしいわけじゃない。
あとはYGよりRGの方が似合うなぁというのもあって、実は結構好きな時計なんですけど見送り。両個体が市場に出てるんですけどねぇ。
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執筆時点で、辛うじて現行モデルかな。ブレゲしれっと36mmのムーンフェイズ消したりするから油断ならない。冒頭のダイヤ入りも消されましたし。ダイヤ無しはあるのに。
話し戻して公式で33.5mm表記。構成要素少なめの真っ向勝負の3針、完成された普通を行く時計ですごく好き! しかし今度はケース径が小さすぎ…!せめて34.5mmになってもらえればどんなに良かったかと思います。
まぁラグが直線的ですし、私の細腕には33.5mmでいいのかもしれないんですが、私自身の顔が頭からでかいし、あんまり時計が細いとチグハグするんですよね。 腕だけ切り取ってみたらちょうどいいかもしれないんですけど。
公式の価格と二次流通の価格がえぐい時計だなぁという印象もある。レディース寄りのサイズ感だし、そういうもんなのかもしれないですが、もっと評価されていい。 (実際レディース向けの展開なのかも)
この時計は自動巻きですが自動巻きのギョシェも見事です。デイト付きが故の自動巻き、それでいてこの薄さは信じがたい。
あとこの時計も然りですが、公式のイメージより実物を見た方が良いですね、ブレゲは乖離が大きい。ギョシェと青針のせいだと思いますが。
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先日見てきた34.6 mm、やはりラグが直線的なのでサイズ感的にはこの辺ですね。このモデルはYGですがいくならRGかな。RGもWGもあるモデルです。
審美性の高い裏スケにツインバレルと機械的にもかなりいい。スモセコも好きなんですが、クラシックに関してはどうにも伸びた秒針が好きなんですよねー、なんでだろ。
どちらかというとアリよりのモデルではあるんですが、2針ないしセンターセコンドが良かったなぁとも今の時点では思っちゃう。
ちょうど写真の時は下に針が集まってますが、もしスモセコがなかったらもっと綺麗だったろうな、とか思っちゃったんですよね。
でも本当に好きなモデルです。なんでこの手のモデルをことごとく廃版にしていってしまうのだブレゲさん。小径のラインナップが本当に少なくなってきてしまった。