MTG-B3000のレザーストラップを買ってみた

MTG-B3000のストラップがAliExpressに並んでたので買ってみました。

MTG-B3000のストラップの設計方針には不満がありますよってことはレビューでも書いているんですが、 要約するとクイックチェンジにしたくせに公式からリリースされるベルトの種類は2択で黒いメタルかウレタンか。 しかも長さは1種類で、後継機には同じ仕組みを導入せず、1代限りで終了。

じゃあその分の開発リソースや部品点数を減らしても良かったんじゃないのって話です。

そんな折にAliExpressにて野良のベルトを見つけたわけです。元々は別のベルトを探していたんですけどね。

良いか悪いかは兎も角としてまず非常に安価な点に感心しました。買うタイミングや品によっては配送料込みで5,000円を切っています。 質のことはさておき、国内純正品なら3万はするでしょう。

肝心の工作精度ですが、私が引いた個体は上々でした。AliExpressに限らずですが中国の、ましてメーカーではない製品や部品については、工作精度に著しいブレがあるものと思います。 ロットに2~3%混じってても体感おかしくない気がしています。厳格なメーカの99.8%精度とかはまず無理。

とはいえ交換には応じてくれることが多く、工作機械の品質や精度を向上したり、製品チェックに(機械的か人的かは兎も角として)コストを割くよりは、交換の方が安いだろうで対応するのも合理的っちゃ合理的です。 個人で買う時にその数パーセントを引いちゃうと面倒くさいとは思いますけどね。

で、きちんと装着でき、不安感もありませんが、爪の仕様がやや異なります。先の写真と合わせて拡大して確認してもらえると分かりますが、中央の爪が最後まで延びていません。

恐らくですが、工作の手間を減らした結果なのだと思います。爪があった方が、衝撃などで外れにくいが、日用には十分と判断したのでしょう。この辺が純正品との違いですね。

元のプロダクトの思想は無視です。

で、結局私このレザーストラップを手放してしまったんですが、何でかって言うと、穴数とか長さが純正品と大きく異なっていたからなんですよね。

私は平均値を大きく下回る細腕なので、根本の穴2つを使っていたんですが、穴数が足りないんですよ。開けることもちょっと難しい位置にある。

部品だけ取り出してオーダーメイドすることも考えられるんですが、MTG-B3000にそこまでかけることないなって感じになってしまいました。

もしお金をかけて改造するのであれば針やインデックスを改造したい、時計本体に手を入れたいんですよね。G-SHOCKのプロダクトデザイナの方がうらやましい。

私ならこうする、こういう実験をするが沢山あるので、G-SHOCKというプロダクトはやはり好きなんですが、B3000もかっこいい時計だし、万里の長城とかにつけていってそれなりに思い入れもあるんですが、

うーん時計としては足りてないところが多いなと思ってしまうわけです。いや予算や時間が潤沢にあれば、デザインして、オーダーは全然ありだと思うんですけどね。難しい。少なくとも今じゃないなってなってしまった。