ギターを複数吊るすなら二股式が良いかも

これまでギターハンガーをいくらか使ってきて、今はポールに引っ掛けるタイプの物を使っています。 過去は「GA-250」という旧作の1本式のハンガーを使っていたんですが、新作の「GA-150W」に乗り換えました。 中々よく考えられたプロダクトだと思います。

設計の何が変わったかというと、吊るしのフックが2本になりました。これによりギターが揺れなくなったんです。 左が2本式、右が1本式です。

1本だけかけてる分には全然気にならなかったんですが、最近ギターが複数本になって、ギター同士が衝突する恐れがあり、 揺れがすごく気になるようになりました。

「丁寧に扱えよ」はそれはそうなんですが、地震や不意の事故などを加味すると揺れがない方が良いです。

あと真っすぐギターがおります。重心が2本のフックの中心に収まるというか。1本だとギターの重心位置に影響してやや斜めに釣り下がります。 これがネックへの負担にどれほどなっているかは定かではありませんが、まっすぐの方が良いのは良い。

2本式のデメリットもあるっちゃあります。まず取り出しにくい。1本式のときは捻じって正面を向けながら取り出せましたが、2本式だと捻じれません。 それはそう。揺れ無くしてるんだから当たり前。

またこれは本質的な設計とは異なる部分ですが、造りがかなり安っぽくなりました。価格も3分の1程度になったので、相応と言えば相応なんですが、 いくつも買うものではないし、特別高い物でもなかったので、この点はすごく残念です。

またフックがやや浅いのも気になります。この辺はもう少し安全面を優先して欲しかったなと思います。 両端をケーブル帯みたいなもので結んじゃえばいいんでしょうけど、もう少し深いだけでいいのにってなりました。

GA-250は廃盤になっちゃったみたいで、その辺も残念ですね。1本式の後継機、150が引き続き販売されています。