OculusRift に見る取り扱い説明書を読ませるUIデザイン

OculusRift の警告文表示例。

私もあまり見ないほうなので人のことは言えないのですが、「取扱説明書」や「注意書き」「操作方法」などの表示方法は難しいですね。 最近の日本国内も問題が大きくなってきていますが、国外ではちょっとしたことで訴訟に繋がるので、表記の問題は結構深刻です。

昨今話題の VR でも、長期間のプレイは健康に危害を及ぼす可能性がある、幼い子供には悪影響を及ぼす可能性があるとして、警告文を表示するようにできています。 VR の筆頭となった Oculus 製品も例にもれず警告文を表示しているのですが、一定時間たつまでその警告文を消せないようにしています。

他のデザインもある

ソフトウェア上に表示される警告文などを読ませる方法はいくつか見かけられますね。

  1. 最後までスクロールしないと次に進めない。
  2. チェックボックスを有効にしてからでないと次に進めない。
  3. 一定時間経過するまで次に進めない。
  4. 動画の再生が終わるまで次に進めない。
  5. 警告文の中に次に進むためのヒントが隠されている。

などなどでしょうか。個人的には警告文の中に次に進むためのボタンや手続きがかかれているタイプは最悪です。

チェックボックス式は良く見かけますが、スキップされることが多いような気がしています。 ただし「ユーザの操作によってサインした」という強い拘束力が発生します。2 段階ですから誤操作は考え難く、 仮に問題になったときに、提供する側の保身に繋がりそうです。だから採用例が多いのでしょうかね。

Oculus の取った戦略は中々良いかも。

後どれだけの時間経過しないと次に進めないのかが明確に示されているので、いつ終わるのかというストレスは感じにくいです。 (待たされるストレスは発生するでしょうけど)

動画だと見やすい反面、いつ終わるのか分かり難かったりするものが多いですね。 動画に法的な拘束力があるかどうかも良く分かりませんし。

また一度に表示される文章が少ないのも良いです。大量の文章は圧迫感があり、敬遠されがちです。

概要テキストに最低限の法的拘束力を

企業規模にしろ個人規模にしろ、ライセンスや警告を表示すること自体は悪いことではなく、むしろ提供する側とすれば自らの保身のために積極的に導入するべきです。 ところが一部の過激なユーザのためにあらゆるケースに対応するように警告文を用意すると、他の多くのユーザの不便を招いてしまいます。

短くてわかりやすい概要テキストを用意し、そこにあるていどの法的拘束力が持たせられ、さらに必要ならフルサイズの警告文を以って提供する側の身が守られるならそれが一番良い気がしています。 中々難しい気がしていますが、オープンソースにすることを目的としたライセンス文やアイコンが登場してきている昨今を考えれば、いつかそんな仕組みが出来上がっても良いですね。